英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『スター・ウォーズ』を初めて観る

2017-12-16 21:38:05 | ドラマ・映画
「“なぜ、スター・ウォーズは世界の人々を夢中にさせるのか?”…その答えは、今夜の放送を観れば、きっと分かるはず」(by 中山秀征)

 中山秀征氏には申し訳ないが、「あまり分からなかった」というのが正直なところである。
 しかし、『スター・ウォーズ』が人々を夢中にさせた理由は想像することは出来る。

(私は、今まで『スター・ウォーズ』シリーズをまともに観たことはありません。“食わず嫌い”の可能性もあるので、「スター・ウォーズ祭り」ということで、2週連続放映してくれたので、視聴してみた次第です)

1.キャラクター
 個性的。特に、人間型キャラクター以外のR2-D2、C-3POのドロイドやヨーダやチューバッカなどの宇宙人タイプや妖精・動物タイプのキャラが魅力的。お気に入りは球体の胴体部がコロコロ転がる様が可愛いBB-8。
 その他、広場や酒場などの通行人的なキャラにも造形が練られていて、スター・ウォーズの世界に奥行きをもたらしている。

2.テーマメロディ
 耳に残り、高揚感をもたらすテーマ曲。

3.SFX(特撮)
 今回、私が見たのは『エピソード6/ジェダイの帰還』、『フォースの覚醒(エピソード7)』。
 『ジェダイの帰還』の特撮シーンは特に驚くべきものはなかったが、『フォースの覚醒』の特撮シーンは格段の進化が観られた。しかし、これは当然のことで、『ジェダイの帰還』は1983年公開、『フォースの覚醒』は2015年公開。ちなみに、第1作『エピソード4/新たなる希望』は1977年の公開。

 つまり、初期のころの作品をリアルタイムに近い時期に観ていたら、今と全く違う感想を持ったのではないだろうか?
 特撮だけでなく、上映当時において非常に斬新で画期的なキャラや世界観に感心し魅かれていたかもしれない。


――プリクエル・トリロジー(新三部作) (主人公)アナキン・スカイウォーカー
1999年 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス ジョージ・ルーカス
2002年 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
2005年 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
――オリジナル・トリロジー(旧三部作) (主人公)ルーク・スカイウォーカー
1977年 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 ジョージ・ルーカス
1980年 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 アーヴィン・カーシュナー
1983年 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 リチャード・マーカンド
――シークエル・トリロジー(続三部作) (主人公)レイ
2015年 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7) J・J・エイブラムス
2017年 スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8) ライアン・ジョンソン
2019年 未発表(エピソード9) J・J・エイブラムス



 さて、ストーリーであるが……
 ドラマレビューのように詳細に書くと、ファンからお叱りの集中豪雨に遭ってしまうので簡単に。


(壮大なストーリーに、アホな私の頭脳がついていけないとご理解ください)
・敵役は絶大な力を持っているのに、余裕というか油断というか…脇が甘く付け入る隙を与え過ぎ
・主人公たちは≪なぜ?≫と思うような寄り道が多く、かなり自分勝手に単独で行動
・そのせいで、必然性を感じない戦闘シーンや格闘シーンが多い
・アメリカ映画に多い、「親子の確執、和解」が重大なテーマ
・敵役となってしまった身内が何故悪に堕ちたのかがよくわからない
・“フォース”の重大性を説いているが、イマイチ、その凄さや必要性を感じることができない
・非常に確率が低い偶然が起こって、主人公たちが巡り合う
・レジスタンスたちの作戦は、私が中学生のころに描いた「期末試験学習計画」並みの大甘さである
・主人公たちはなぜか「生け捕り」になる

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