昨日は、当事者(豊島-羽生戦の観戦者)しか分からない記事を書いてしまいました。
・序盤は研究を踏まえた早指しの豊島九段が、手拍子で指して形勢を損ね、2時間を超える大長考に沈む
・2時間の大長考後に指した手は最善手であったと思われるものの、AbemaTVの評価値は80%を超える羽生九段の大優勢
・羽生九段はその後、次善手を続けた(最善手を逃すことが多かった)のに対し、豊島九段が最善の指し手を続け、徐々に形勢は接近(それでも、まだ羽生有利)。その後、羽生九段の疑問手で、一気に互角になったが、豊島九段も間違え、△3六金と飛車馬両取りを掛けて、再び羽生優勢になった。豊島九段は、両取りに構わず後手玉に迫って、「飛車か馬のどちらを取るのか?」の二択局面に
・羽生九段、飛車を取ってしまい、一気に敗勢に(評価値17%)
・豊島九段が寄せを間違い、羽生九段が勝勢になったものの、羽生九段玉は打ち歩詰めで詰みを逃れているという危険な状態。頭の丸い角、桂以外の駒を渡せない状態(逆に言うと、角桂は渡して、詰めろを掛ければよい)
・果たして勝ち切れるか?……
……《歩以外の前に利く駒(香、銀、金、飛車)を渡さない》(渡す時は詰ます)という条件から、銀を馬から逃げつつ先手玉に迫る△5六銀が正解……ということは、プロならたどり着けると思うが、難解な局面を考え続けた消耗した頭脳や精神で、正着を導き出せるか?
残り時間は31分。3分、6分、9分と過ぎていく。勝ち筋が見えないのか、見えているが、読み切れないのか……12分の考慮で銀をつまみ、(羽生九段から見て)斜め前に動かす映像を観た時は、本当にうれしかった。
その後も、評価値98~99%になっても、誤ると一気に1~2%に転落する平均台のような細い道を進まなければならない。
豊島九段も、香を逃げたり、角を打って詰めろを外したりと、抵抗を続ける。
…………そして、ようやく必至が掛かり、豊島九段が投了。………疲れた。
以前はこれほど疲れなかったが、2,3年前は、逆転負けも多く、敗局後は打ちひしがれることが多かった。
なので、勝勢でも全く安心できない(羽生先生、ごめんなさい)。
そんな訳で、昨日は大変だったが、勝てば疲労も半減するし、回復も早い。(負けると疲労は倍増、回復も遅く、精神的ダメージはずっと残る)
△5六銀の数手後、飛車で8九の桂を取った手が、詰めろになっていた。
この詰めろ、先手の左翼方面を勢力下においていた銀や歩が、先手玉のいく手を遮ぎって詰んでしまうモノ。
さらに、自陣で隠居して働かなかった後手の飛車角が、この詰みに大活躍する……
《最後は気持ち》と思うことは多いが、この将棋は《最後は運か?》と感じた。
・序盤は研究を踏まえた早指しの豊島九段が、手拍子で指して形勢を損ね、2時間を超える大長考に沈む
・2時間の大長考後に指した手は最善手であったと思われるものの、AbemaTVの評価値は80%を超える羽生九段の大優勢
・羽生九段はその後、次善手を続けた(最善手を逃すことが多かった)のに対し、豊島九段が最善の指し手を続け、徐々に形勢は接近(それでも、まだ羽生有利)。その後、羽生九段の疑問手で、一気に互角になったが、豊島九段も間違え、△3六金と飛車馬両取りを掛けて、再び羽生優勢になった。豊島九段は、両取りに構わず後手玉に迫って、「飛車か馬のどちらを取るのか?」の二択局面に
・羽生九段、飛車を取ってしまい、一気に敗勢に(評価値17%)
・豊島九段が寄せを間違い、羽生九段が勝勢になったものの、羽生九段玉は打ち歩詰めで詰みを逃れているという危険な状態。頭の丸い角、桂以外の駒を渡せない状態(逆に言うと、角桂は渡して、詰めろを掛ければよい)
・果たして勝ち切れるか?……
……《歩以外の前に利く駒(香、銀、金、飛車)を渡さない》(渡す時は詰ます)という条件から、銀を馬から逃げつつ先手玉に迫る△5六銀が正解……ということは、プロならたどり着けると思うが、難解な局面を考え続けた消耗した頭脳や精神で、正着を導き出せるか?
残り時間は31分。3分、6分、9分と過ぎていく。勝ち筋が見えないのか、見えているが、読み切れないのか……12分の考慮で銀をつまみ、(羽生九段から見て)斜め前に動かす映像を観た時は、本当にうれしかった。
その後も、評価値98~99%になっても、誤ると一気に1~2%に転落する平均台のような細い道を進まなければならない。
豊島九段も、香を逃げたり、角を打って詰めろを外したりと、抵抗を続ける。
…………そして、ようやく必至が掛かり、豊島九段が投了。………疲れた。
以前はこれほど疲れなかったが、2,3年前は、逆転負けも多く、敗局後は打ちひしがれることが多かった。
なので、勝勢でも全く安心できない(羽生先生、ごめんなさい)。
そんな訳で、昨日は大変だったが、勝てば疲労も半減するし、回復も早い。(負けると疲労は倍増、回復も遅く、精神的ダメージはずっと残る)
△5六銀の数手後、飛車で8九の桂を取った手が、詰めろになっていた。
この詰めろ、先手の左翼方面を勢力下においていた銀や歩が、先手玉のいく手を遮ぎって詰んでしまうモノ。
さらに、自陣で隠居して働かなかった後手の飛車角が、この詰みに大活躍する……
《最後は気持ち》と思うことは多いが、この将棋は《最後は運か?》と感じた。
先日の対永瀬戦の後だけに、英さんは観戦時さぞ緊張されていただろうなぁと思っていました。
以前の羽生さんなら、マジックによる逆転勝ちこそ時々呼び寄せていたけど、客観的に見て大分勝ちやすい将棋を落とす頻度は少ないほうだったと思うので、二転三転あれど勝ち切ったのは何よりですよね。
勝ち将棋鬼の如しと言う言葉も、絶対そんな展開
読んでなかったろって言うような、見慣れない
駒の位置関係が終局時近くで絶妙に効いていて、
今回のように勝敗を決めてしまう表現なので、
感想戦で発見したのではなく、羽生さんが
ちゃんと一局の中で見つけた勝ち筋なので、
そこは悲観しなくても良いかと思います。
馬を取るのが筋良くとも、その変化で明確に
勝ちと言うには、終盤の入口過ぎるとも思いますし、
馬を取っていたら本譜の詰み筋はなかったので。
コメントの頻度が低すぎて、
スマホから書き込むといつも
改行に失敗していますね…苦笑
"羽生九段は、その後、次善手を続け、徐々に形勢は接近。その後、羽生九段の疑問手で、一気に互角になったが、豊島九段も間違え、「飛車か馬のどちらを取るのか?」の二択局面に
・飛車を取ってしまい、一気に敗勢に(評価値17%)"
この文は主語が曖昧かなぁと少し
思ったのですが、豊島九段が手拍子で
悪くしたあと、最善を指し続けたから、
"その後、次善手を続け"たにも関わらず、
形勢が接近していったという事でしょうか?
ところで、“通り菅井”というハンドルネームですが、菅井八段のファンなのでしょうか?絶妙なネーミングですね。
ええと、添削めいたレスをしますが、コメント2(二度目のコメント)での仕返しではなく、純粋な確認です。悪意はありません。
「勝ちやすい将棋を落とす頻度は少ないほうだったと思うので」のあと、“今回の終盤のような将棋でも割と安心して見ていられましたが、最近は勝ち切れないことが多く心配でしたが”という文意があって、「二転三転あれど勝ち切ったのは何よりですよね」という文脈ででしょうか。
ええ、「何よりでした」
>羽生さんがちゃんと一局の中で見つけた勝ち筋なので、そこは悲観しなくても良いかと思います。
△5六銀の後も、少考を繰り返していたので、勝ちを読み切れていないのかと心配しました。念を入れて読んでいただけなのですね。
最後も▲9五同角成に△同香としないかヒヤヒヤでした(豊川七段なら「“ヒヤシンス”でした」か?)
でも、あの△9五龍までの詰み筋は、絶妙過ぎる駒の配置でした。豊島九段は《負けるようにできているなあ》と思ったことでしょう。
>馬を取るのが筋良くとも、その変化で明確に
勝ちと言うには、終盤の入口過ぎるとも思いますし、
大局観的に、馬を取るのが妥当に思えますが、羽生九段はそこを深く掘り下げすぎて、逆の選択をして、逆転負けをしてしまうことが多かった、2,3年前でした。
評価値は何百億手を読むAIの判断なので、人間にしてみれば評価値80%という数値は極端すぎると思います。
評価値で判断するのは短絡的ですが、今回のように大盤解説者がこうする(馬を取る)だろうなあという手を選ばず、80%→20%というような転落してしまうことが、昨年度、一昨年度と多かったです。
もう少し自分の大局観の信用度を上げつつ、読みを深めていただきたいなあと、勝手なことを思っています。それと、もう少し、時間を残してほしいです。
>"羽生九段は、その後、次善手を続け……一気に敗勢に(評価値17%)"(について)
>豊島九段が手拍子で悪くしたあと、最善を指し続けたから、"その後、次善手を続け"たにも関わらず、形勢が接近していったという事でしょうか?
確かに分かりにくい文章になっていました。あとで、訂正します。
概ね、通り菅井さんの解釈の通りです。
一点、次善手を続けたことについては、《最善手を逃してしまった》という意味が強いです。
次善手はそんなに悪い手ではないというか、良い手の部類にはいるのですが、それを咎める最善手を続けた豊島九段は流石でした。
箇条書きの部分は、最初書くつもりがなく、精査しないで書き連ねてしまいました。
実は、指し手(将棋)について、詳細に書くつもりでしたが、書こうかどうか迷っています。
記事文章の補足、ありがとうございました。
お返事ありがとう。
菅井八段のファンではないですよー
単に通りすがりを将棋と掛けたくて、
秒で思いついただけのHNですが、
愛着もそれなりにあります 笑
確かに僕も不明瞭な文章でした。
羽生ファンとして英さんと多少なりの
前提を共有できているからか、或いは
英さんの察する能力の高さからか、
書いてくれた部分が、正に
僕の意味するところでした。
僕はまだ簡潔な表現が得意でなく、
長すぎる一文を見返しては時折
削るのですが、今回は言葉足らずで
本末転倒になるところでしたね 笑
はい、最善を指せていなかったのを
暗に示しているのは伝わったのですが、
あの文章の主語が羽生さんと豊島九段で
パッと読むと分かりづらいと感じたので
気まぐれ添削屋として指摘してみました。
英さんの将棋記事は基本全部読んでいる
(筈な)ので、時間とモチベがあれば、
書いていただきたいなぁと、労力を
掛けなくていい1読者は無責任に思います
単なる言葉遊びのHNでしたか。
他の記事でも書きましたが、菅井八段には小学生名人戦の時からの愛着もあります。王位戦で羽生九段がボコられた遺恨もありますが(対局中に身体を前後に揺らし過ぎるのも気になります)
ちなみに、「ボコる」というのは最近造語。最近(最近出なくても)の造語や略語は、語感が歪なので好きではありませんが、この「ボコる」は意味と語感がマッチしていて好きです。
対照的に「バズる」は語感が嫌いです。「居飛穴(イビアナ)」も同様です。
>僕はまだ簡潔な表現が得意でなく、長すぎる一文
スマホだと、視野が局所的になるので、余計に大変ですね。
私も同じ傾向があります。長くならないように気をつけて、区切るようにしています。それでも一文が長いです。
よくやるのが、1文内で「~ので、」や「~が、」の連続使用。
今回も前回のレスで「~が、」の罠に陥っています。
>英さんの将棋記事は基本全部読んでいる(筈な)ので、時間とモチベがあれば、書いていただきたいなぁと
大変うれしいお言葉です。
今回はモチベーションはあり、このコメントで更に高まりましたが、時間がないかも。
それと、大人の?事情があり(はっきり書けないことから、察してくださると助かります)
いえ、特に、私のところに注意が来ているわけではありません。
敗局の場合は、悔しさで書いてしまいますが、勝局は冷静になってしまうので。
そういうことなので、もう少し、間をおいてから書こうかなと思っています(間を置くと、変化などを忘れてしまうのが難点です)