ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

一向一揆歴史館と白山比咩神社にいってきた (2016/6/15-2)

2016年06月15日 | 2016/6 北陸のたび 2
 今まで何の気にもしていなかったことが急に気になることがある。今回、一乗谷に行ってみて「それでは朝倉と対抗していた一向一揆って何だろう」というのが、なぜか気にかかる。

 道の駅のマップを見ていたら「一向一揆の里」というのがある。ここに行けば疑問が氷解するのではないか。

 それでやってきた道の駅「一向一揆の里」。周り中に一揆の雰囲気が充満しているわけではない。(当たり前だ)
すぐ横に白山市立鳥越一向一揆歴史館というのがあるので、そこに入ってみた。



 一揆というと百姓が領主に対して反乱を起こすというイメージが中学校、高等学校の日本史で出来上がっていたが(当時の理解不足なのかもしれない)、どうやら戦国時代の一向一揆というのは違うようだ。守護、守護代、御家人というような官製の管理組織とは別の大きな武力集団であるということ。そしてそれが既存の統治機構と張り合って(戦って)、打ち破る力を持っていた。それにより加賀は「百姓の持ちたる国」として一向衆の統治する国になったわけだが、さらに宗教的な上部組織の本願寺から支配される構造のようなので、百姓が民主的な自治権を持っていたわけでもないようだ。なんだか聖戦といって煽り立てて、本業も放り出させて戦わせていたのかな。宗教の争いは残酷だ。

  まあ、結局この歴史館では十分な答えは得られなかった。全体的な当たり障りのない解説と、近くにある城(砦)の跡の発掘調査の結果を展示している程度だ。

 本来の道の駅は小さな道の駅だ。産直品も少しだけ。



向かいの山が鳥越城跡。上に行けば復元した門などがあるようだ。




 次は白山信仰の加賀の起点である白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)。御神体は白山そのもだが、祭神は白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)=菊理媛尊(くくりひめのみこと)ということになっている。なるほど菊理媛だったか姫だったかが、地元の酒造会社の最高品質のお酒の銘柄名になっていた。それと併せてイザナギ、イザナミも祭神となっている。日本全国の白山神社の総本宮ということなのだ。



駐車場から入っていく鳥居だが、これは本来の鳥居なのかなあ。ちょっと方角が変だ。ここから右方向に進むと神門に出る。



正面が拝殿だ。



拝殿はちょっと小ぶりでその後ろの本殿の規模が大きい。

 この拝殿の方向が白山なのかどうかよくわからない。拝殿の手前に90度右を向く感じで奥社の遥拝所のようなところがあったので、こちらに方向が白山なのかもしれない。


 さて、本日は道の駅「しらやまさん」で車中泊のつもりでやってきた。観光案内のスペースは広いのだが、石川県全体の案内などはなかった。左側のラーメン店が道の駅の売店を兼ねているようなので面白い。





 本日の走行は52.6キロ、燃費は9.5km/Lだった。




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那谷寺で仙境に遊ぶ (2016/6/15)

2016年06月15日 | 2016/6 北陸のたび 2
 今朝も晴れて早くからクルマに陽が照りつける。



室内は22度くらいなんだが、バンクベッドは屋根からの輻射熱があって、陽が出るとかなり暑くなる。

 さて今日はどこに行こうかな。昨日の追加分のブログを書いて、NET情報でこの近辺では那谷寺がよさそうだが、道の駅の開店を待って観光情報を仕入れてこなくては。ところがここは産直品こそそこそこあるが、観光情報はほとんどない。それと昨日から分かっていたが、ここは国道8号線のすぐそばにあるので道路の走行音はするし大型トラックの出入りも多い。

 情報がなければまずは那谷寺に行こう。

 自然山那谷寺と書いてある。山門を入ってすぐ左は金堂。平成2年の建立だそうだ。





 その隣に普門閣という宝物殿+売店がある。宝物は前田家などから寄進された文物でなかなか見ごたえがある。



 そして奥に向かって参道を進んでいく。左右は苔むした庭なっている。これもなかなか味わいがある。そしてここにくるとずいぶん涼しく感じられる。





 参道の途中で苔の庭を突っ切って上に上がって行く道がある。



上にあったのは鐘楼だが、普通のものとは違っていて鐘のあるところも吹き曝しではなく、お堂のようになっている。



再び下に降りて進んでいくと池の向こうに岩峰が見え出す。



これが国の名勝「奇岩遊仙境」だ。そのあたりをぐるぐる歩いていると、昔の中国の水墨画の世界にいるようだ。歩いて上がってもいいようだが、ここに人間が入り込むと見る人の邪魔になりそうなので、裏手から少し上がって陰から下を覗いてみた。



 その先の石段を上がると大悲閣拝殿で舞台づくりになっている。



拝殿の正面に回ると前立の観音像、中に入っていくと胎内くぐりになっていて、本殿にでるが本殿は岩窟でそこに本尊が安置された厨子がある。中は暗くてよく見えないし撮影禁止だが、十一面千手観音菩薩が本尊だそうだ。

 さらにぐるりと進むと三重塔。



前田家三代利常の寄進だそうだ。



すぐ横の楓月橋を渡って展望台に出る。このあたりからの遊仙境の眺めが格別だ。紅葉のころは素晴らしい景色だろう。





 
 お昼は那谷寺の駐車場に日陰になっているところを見つけていたので、そこに移動して車内で食べた。



先ほどの道の駅「こまつ」でさばずしを買っておいたのだ。だが。持ち帰り用に真空パックのようになっていて、めしはぎゅうぎゅう詰めにした押しずしのようになっていて、失敗だった。



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東尋坊で少し歩いて石川県に (2016/6/14-2)

2016年06月15日 | 2016/6 北陸のたび 2
 何度目かの東尋坊。今日は日差しもあり少し暑い。幸い少し風がある。







 ある意味では絶景なのだが、どうも感動が薄い。
北の方の雄島に向かって遊歩道があったので、崖の上の道を少し歩いてみた。



松などの木々が日差しを遮ってくれるので、風も吹いてなかなかに気持ちよく散策できる。





ところどころ視界が開けて湾の向こう側の海食洞が見えるなど、楽しみながら歩くことができた。




 福井県はここを最後にして石川県に入る。目指したのは片山津温泉。

 走っていく途中で加賀自転車道路という案内標識があったので、期待して海の方に入っていった。



 準備をして久しぶりの自転車だ。最初にいきなりの上り坂。から林の中の道に出る。





この道は狭くてさらに道路上に松葉がたくさん落ちているので、怖くてスピードは出せない。どこまで続くかと期待して走っていったが、残念ながら4キロくらいで終わり。





 途中で海の見える展望台もあった。



 汗もかいたし予定通り片山津温泉に向かう。今日の温泉は片山津温泉総湯。



ガラス張りのすばらしく近代的な共同浴場だ。お風呂は内湯のみ。一つはかなり深い。目の前に柴山潟を見ながら入るわけだが、中でくつろげない。あまりゆっくりできない温泉だった。

 この後、道の駅「こまつ木場潟」で車中泊する。


 この日の走行は86.9キロ、燃費は10.2km/Lだった。





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