9月某日、
徳島で働く息子のアパートで前泊、
翌日、念願の目的地へと出発!
鳴門海峡大橋を渡り、
ポートタワーを横目にしながら、
西宮に辿り着いた目的地は、
甲子園球場。
昭和のイケオジ・・、いやイケオジはまだか・・、昭和のオッサンは野球好き。
巨人ファンの家庭で育った私は当然ジャイアンツファンだった。
テレビは巨人戦しか映らないし、それが当たり前としか思っていなかった。
少年時代は左投手の新浦が好きで、学生時代は篠塚の大ファンだった。
高校を出て大阪に出向いてカルチャーショックを受けた。
巨人ファンでなければならない理由などひとつもなく、好きな球団を応援すればいい、
変な呪縛から解放された私は、一番弱いチームを応援してみることにした。
その時弱かったのがヤクルトスワローズ、
選手の名前を覚え、応援してみると親しみも沸き始め、負けてばかりだったが楽しくなった。
赤鬼ボブホーナーが目の覚めるホームランを打ち続け、
そのうちボヤキの野村監督とメガネ捕手古田の活躍で、ついに優勝した。
弱いチームが強くなる過程の魅力にとりつかれた私は、次の弱いチーム横浜ベイスターズを応援するようになった。
グラウンドに乱入したファンに片膝をついてサインをするレイノルズに惚れたり、
その後の外人ローズ、ブラックスは、頼もしくてカッコよかった。
洗練されたユニフォームで躍動する選手たち、大魔神佐々木の活躍でついに優勝した。
そして、私が大阪を離れ地元高知に帰る頃、ついに阪神タイガースを応援するようになった。
関西人たちが弱くてもこよなく愛するタイガース、
それは大阪の文化と同じで、熱くて少しだらしなくて、そして優しい。
この球団は応援しだすとドハマりしてしまう禁断の果実とでもいうか・・・、そんな感覚。
しばらく優勝から遠ざかっていたが、ついに去年、頂点に上りつめた。
阪神ファンは居心地がよく、もうずっとここでいいか・・・。
さて、私は仕事柄月曜日がお休みでプロ野球観戦には縁がなく、(近年パリーグは月曜開催もある)
甲子園で野球観戦といえば高校野球ばかりだった。
今回、月2回の火曜日の休みを利用して念願の甲子園でのタイガース観戦。
ついに来たぞ!
歴史を感じさせる雰囲気たっぷりな球場。
今夜の相手は打線が強烈なベイスターズ。
久しぶりの青柳と左のエース東とのマッチアップ。
う~ん、大丈夫だろうか・・・。
PM4:00開門。
席は3塁側、しかもポール際しかとれなかったが案外グランドは近い。
まずは腹ごしらえ、
運転手は息子なので飲んでも大丈夫。
いや、・・・浜地の実家は確かに酒屋だが、このヨーグルト梅酒はメチャ旨やんっっ!!
甲子園焼きそばはフツーです。
暗くなり始め、そろそろ試合が始まります。
お、トラッキー!
姉さん達も盛り上げてくれます。
テル!頼むぞー!(私はこの規格外の男のファン)
いや~、甲子園は最高だな~!
近本のタイムリー!!
イケイケのムードに思わず「ビールください!」。
見事、勝利!ホームランも2本も近くに飛び込んできたし・・満足。
六甲おろしまで合唱できて、やっぱり現地は最高でした。
束の間の異空間も終わりを迎え、早朝から車をとばしてお仕事に・・・、
日常はいつも変わらないものではあるが、体が元気なうちは好きな事を楽しもう~!