漢方相談をしていると、女性では当帰芍薬散は飲んだことがあるという人多いです。
結局、効いた気がしなかったのでそのまま手元にある、というのです。
まず、当帰芍薬散がどんな人に向いているのか確認してみましょう。
大まかなところでは、経血量が少なめで生理不順、生理痛がして、おりものが多い、むくみやすい、冷え性で疲れやすい
当帰芍薬散のタイプは、肝血虚(働きの良い血が不足している)、脾虚湿滞(胃腸の力が足りず水はけが悪い)
血不足だと、経血量は減り生理周期は長くなりがち、腹痛や生理痛を起こしやすく、めまいや立ちくらみもする
水はけが悪いと、むくみ、泥状便、手足のしびれ感、尿量が少ない、おりものが多い、耳鳴りなどが現れやすい。
金匱要略には、「妊娠した女性の腹痛に当帰芍薬散を用いる」「女性の何かとお腹が痛いといったら当帰芍薬散」とも書かれています。
最近、めまいや耳鳴りで当帰芍薬散が宣伝されていますが、上記のタイプであれば効くと思いますが、そうでない人は要相談です。
漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく