きょうは 【偃】 という字について。
四字熟語の 【突怒偃蹇】 は、人が怒り、またはおごり高ぶるさまといった意味ですが、【突怒】 はともかく、私が記憶している意味としては 【偃】 は「やめる/伏せる」ですし、 【蹇】 は「なやむ」でしたので、意味が合わないなと思って今更ながら改めて調べてみました。
ところが、「漢検 漢字辞典」には、
【偃】 (P.97)
1. ふせる。うつぶせになる。たおれる。 「偃臥」
2. やめる。戦いをやめる。 「偃武」
3. いこう。やすむ。 「偃息」
【蹇】 (P.431)
1. あしなえ。足が自由に動かないこと。 「蹇歩」
2. なやむ。苦しむ。 「屯蹇」
3. とどこおる。とどまる。 「蹇滞」
4. かたい。正直なさま。 「蹇諤」
とあって、
【偃蹇】 = 「高くそびえるさま/おごりたかぶるさま/世俗を超越していること」
にフィットする意味の記載がありません。
そこで、次に「漢語林」を調べたところ、「辞典」にない意味として、
【偃】
・高い。また、おごり高ぶる。
・かわや。便所。
・せき(堰)。また、せき止める。
【蹇】
・つよい。こわい。
・おごる。たかぶる。
・まがる。いりくむ。
・にぶい馬。また、おろかな者。
・つまどる。かかげる。
・易の六十四卦の一つ。
といったものが記載されていました。つまり、【偃】【蹇】いずれにも「おごる。たかぶる。」という意味があるのですね。これでようやくすっきりしました。
本試験も近いですし、こんなことを時間をかけて調べているよりそのまま覚えて他の問題をたくさんこなす方が試験対策としては良いのですが、やはり「調べる」という時間は楽しいですね。^^
四字熟語の 【突怒偃蹇】 は、人が怒り、またはおごり高ぶるさまといった意味ですが、【突怒】 はともかく、私が記憶している意味としては 【偃】 は「やめる/伏せる」ですし、 【蹇】 は「なやむ」でしたので、意味が合わないなと思って今更ながら改めて調べてみました。
ところが、「漢検 漢字辞典」には、
【偃】 (P.97)
1. ふせる。うつぶせになる。たおれる。 「偃臥」
2. やめる。戦いをやめる。 「偃武」
3. いこう。やすむ。 「偃息」
【蹇】 (P.431)
1. あしなえ。足が自由に動かないこと。 「蹇歩」
2. なやむ。苦しむ。 「屯蹇」
3. とどこおる。とどまる。 「蹇滞」
4. かたい。正直なさま。 「蹇諤」
とあって、
【偃蹇】 = 「高くそびえるさま/おごりたかぶるさま/世俗を超越していること」
にフィットする意味の記載がありません。
そこで、次に「漢語林」を調べたところ、「辞典」にない意味として、
【偃】
・高い。また、おごり高ぶる。
・かわや。便所。
・せき(堰)。また、せき止める。
【蹇】
・つよい。こわい。
・おごる。たかぶる。
・まがる。いりくむ。
・にぶい馬。また、おろかな者。
・つまどる。かかげる。
・易の六十四卦の一つ。
といったものが記載されていました。つまり、【偃】【蹇】いずれにも「おごる。たかぶる。」という意味があるのですね。これでようやくすっきりしました。
本試験も近いですし、こんなことを時間をかけて調べているよりそのまま覚えて他の問題をたくさんこなす方が試験対策としては良いのですが、やはり「調べる」という時間は楽しいですね。^^