七月七日
たなばたに ぬぎてかしつる からころも いとどなみだに そでやくちなむ
たなばたに 脱ぎてかしつる 唐衣 いとど涙に 袖や朽ちなむ
七月七日
脱いで織女に供えたこの衣は、逢瀬のはかなさを嘆く織女の涙で朽ちてしまうことでしょう。
「かす」はここでは供える意。「いとど」の「いと」は「糸」を連想させ、「唐衣」と縁語をなしていますね。
拾遺和歌集(巻第三「秋」 第149番)にも収録されています。
七月七日
たなばたに ぬぎてかしつる からころも いとどなみだに そでやくちなむ
たなばたに 脱ぎてかしつる 唐衣 いとど涙に 袖や朽ちなむ
七月七日
脱いで織女に供えたこの衣は、逢瀬のはかなさを嘆く織女の涙で朽ちてしまうことでしょう。
「かす」はここでは供える意。「いとど」の「いと」は「糸」を連想させ、「唐衣」と縁語をなしていますね。
拾遺和歌集(巻第三「秋」 第149番)にも収録されています。