このごろは さみだれちかみ ほととぎす おもひみだれて なかぬひぞなき
このごろは 五月雨近み 時鳥 思ひ乱れて なかぬ日ぞなき
このごろは五月雨が近いためか、時鳥が鳴く。私も思いが乱れて、泣かない日はない。
上句の「さみだれ」が「おもひみだれて」を導く形の序詞、「なかぬ」は「鳴かぬ」と「泣かぬ」の掛詞ですね。
この歌は、後撰和歌集(巻第四「夏」 第163番)によみ人知らずの歌として入集しています。
このごろは さみだれちかみ ほととぎす おもひみだれて なかぬひぞなき
このごろは 五月雨近み 時鳥 思ひ乱れて なかぬ日ぞなき
このごろは五月雨が近いためか、時鳥が鳴く。私も思いが乱れて、泣かない日はない。
上句の「さみだれ」が「おもひみだれて」を導く形の序詞、「なかぬ」は「鳴かぬ」と「泣かぬ」の掛詞ですね。
この歌は、後撰和歌集(巻第四「夏」 第163番)によみ人知らずの歌として入集しています。