漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 448

2024-07-07 05:45:57 | 貫之集

雪の降る家

いちしるき しるしなりけり あらたまの としのくるるは ゆきにざりける

いちしるき しるしなりけり あらたまの 年の暮るるは 雪にざりける

 

雪が降る家

年が暮れて行くのは、ちょうど雪のさなかであった。それは新しい年を迎える、はっきりとしたしるしなのであるよ。

 

 「あらたまの」は「年」にかかる枕詞。
 417 から始まった、藤原敦忠(ふじわら の あつただ)のための屏風歌はこれでおしまいです。



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