女どもの池のほとりなる対に群れゐて、水の底を見る
つきかげの みゆるにつけて みなそこを あまつそらとや おもひまどはむ
月影の 見ゆるにつけて 水底を 天つ空とや 思ひまどはむ
女たちが池のほとりの両側に大勢いて、水の底を見ている
月が池の水面に映っているのを見るにつけて、水底がまるで天空のようだと思いまどってしまうのだろう。
貫之が目立って好む、水面に映る情景の描写ですね。
女どもの池のほとりなる対に群れゐて、水の底を見る
つきかげの みゆるにつけて みなそこを あまつそらとや おもひまどはむ
月影の 見ゆるにつけて 水底を 天つ空とや 思ひまどはむ
女たちが池のほとりの両側に大勢いて、水の底を見ている
月が池の水面に映っているのを見るにつけて、水底がまるで天空のようだと思いまどってしまうのだろう。
貫之が目立って好む、水面に映る情景の描写ですね。