わぎもこに あふさかやまの しのすすき ほにはいでずも こひわたるかな
我妹子に あふさか山の しのすすき 穂には出でずも 恋ひわたるかな
よみ人知らず
いとしい人に「あふ」の名を持つ逢坂山のしのすすきには穂が出ないように、私も表には出さずに恋い慕い続けていることよ。
こちらには詞書がありませんので、ひとつ前の 1106 と同じく、巻第十一「恋歌一」巻末に置かれた墨滅歌ですね。
わぎもこに あふさかやまの しのすすき ほにはいでずも こひわたるかな
我妹子に あふさか山の しのすすき 穂には出でずも 恋ひわたるかな
よみ人知らず
いとしい人に「あふ」の名を持つ逢坂山のしのすすきには穂が出ないように、私も表には出さずに恋い慕い続けていることよ。
こちらには詞書がありませんので、ひとつ前の 1106 と同じく、巻第十一「恋歌一」巻末に置かれた墨滅歌ですね。