流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

吉野ロープウェイ

2020-08-11 | 鉄道
吉野ロープウェイは、吉野大峯ケーブル自動車が経営する索道(ロープウェイ)です。

吉野大峯(よしのおおみね)ケーブル自動車は、奈良県吉野郡吉野町に位置する吉野千本口から吉野山までのロープウェイ及び吉野山内の路線バスを運行する会社です。
現存する日本最古の索道路線であり、正式名称『吉野山旅客索道』とのこと。
通称吉野山ロープウェイと呼ばれています。


「千本口駅」(改札口)


<会社沿革>
昭和02年(1927年)01月25日、 逓信省(現在:総務省)より索道敷設認可
昭和02年(1927年)12月   、吉野山架空ケーブル株式会社設立(資本金10万円)
昭和04年(1929年)03月12日、千本口-吉野山間のロープウェイを開業。建設費は12万円。当初は20人乗りの搬器で片道15銭。
昭和09年(1934年)      、大峯登山自動車へ社名変更
昭和10年(1935年)      、吉野大峯ケーブル自動車へ社名変更


路線距離:349メートル(千本口駅-吉野山間)、高低差:103メートル


最大勾配:27度、運転速度:2メートル/秒、方式:4線交走式


搬器(ゴンドラ)「かえで」


昭和41年(1966年)から現在保有の搬器(ゴンドラ)2台(かえで、さくら)で運行しています。


製造:近畿車輌


定員:28名


搬器や鋼索などは更新されていますが、支柱については昭和3年(1928年)に建築されたものをそのまま使用されています。


搬器(ゴンドラ)「さくら」


吉野山駅に到着しました。


麓側(下り側)の千本口駅が見えます。


所要時間:3分


索道制御は、吉野山駅側から行われています。


此のロープウェイの主索:直径38ミリ、許容耐力110トン


『当時の我が国の材料力学、金属材料技術の優秀さを示す証といえる』ことから日本機械学会により機械遺産に認定されています。


運賃:片道450円、往復800円


運行間隔:08時20分から17時20分まで15分間隔、最終のみ17時40分


「吉野山駅」

歴史ある日本最古のロープウェイに乗車できた事に感激です。
桜が咲く頃に再び来ようと思います。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^^ )♪ありがと♪( ^^)ノ★,。・:・゚


<<句碑など>>

『吉野山去年の枝折の道かへて まだ見ぬかたの花を尋ねん』西行法師


『よき人の よしとよく見て よしと言ひし 芳野よく見よ よき人よく見』(万葉集巻一 二七)
~天武天皇 吉野の宮に 幸しし時の御製歌~

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