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再手術ヘ向かって~入院2日目

洞爺湖サミットを控え、札幌市内もなんだか物々しくなってきました。

幹線道路の国道36号を車で走っていると、警察車輌の車列と並行して走
っていたりします。


サミットより福祉・医療、

海外支援より国内支援、

思いやり予算は米軍にではなく日本国民へ、

道路より暫定税率廃止を、

と願うかんぞうです。




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・・・2006年 8月 19日



入院2日目、土曜日ということもあり、ゆったりした一日。



・・・
3日後に控える手術、伸るか反るか、一か八か的な手術というのは問題点
が複数あったから。



大きなのはまず癒着。

過去に手術を経験している人は、ほとんどの人(90%と言われている)
が概当するが、本来着いてはいけない組織同士が手術によって勝手にく
っ付いてしまう。

その後の手術ではこれを剥がすのが厄介らしく、事実、その過程で出血
多量に陥り亡くなってしまう人もいる。




一番の問題がシャントの閉鎖。

移植時、移植した肝臓(大きさ的に充分ではない)に一気に血液が流入し
た場合の防圧の為に設けたものが、逆に肝臓へ充分な血液が行き届かない
こととなり、これを閉じなければならない。


しかしその方法論がずっと色々と語られてきたが、決定打が無い。


入院中、時が経つにつれ、近辺に血管の不具合が見つかったりして、
放射線科に委ねられたりしながら、レーザーを当てる方法とか、コイルを
使う方法とか、ステントと呼ばれる物を使うとか、それこそ何度も説明を
受けて、わけがわからなくなってきていた。


結局、血流を測りながら、弁のような調整材を使って体外に出し、閉腹後
除々に血流を調整していくことになった。


正直言って、シャントに関しては半年間ずっと説明を受けてきたが、最後
まで理解できなかった。
というより理解できる材料が無かった。




そして胆管拡張。

春に横っ腹に穴を開け、ドレンを挿入し胆汁を体外に排出してきたが、こ
れを体内で処理すべく、小腸と接合するという。

これも接合部分を探し出すのが極めて困難で、癒着の程度によってはでき
ないかもしれないということだった。




そんなこんなで通常であればちょっと避けたくなるような手術ではあった
が、(もし今の状態からだったら絶対にパスしたい)この時はそうでもな
かった。

こんな手術にでも、可能性があるなら喜んで賭けてみたいぐらい、それま
での状況にうんざりしていた。
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