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移植後、薬と体調~その1

10月4日の移植手術の後、11月末まで、自分が自分ではない期間が2か月弱続いてました。

アンモニア値が高く、肝性脳症で幻覚(?)と現実を行ったり来たりしているので、その間の記憶自体が
曖昧なままなのです。


今振り返っても、何が現実で何が非現実だったのかよくわからないのです。

なので、このブログの大きな元となるデータも、紙として残っているのは、その脳症から醒めつつあった
11月末からのものが多いのです。








8cmファイル1冊分のこのファイル、その中で服用薬のデータが残るのは11月25日から。


移植手術から50日、状態としては、肝性脳症の終末期、残念ながら採血データはありません。

ただ、この頃既に、回診にくる先生のデータ表が分厚くなりかけていたのを覚えています。



そして先生、「・・・・・・、・・・・・・。」


+7の計算と前夜の食事メニューを答えさせる質問をされる以外、結果についての答えは殆ど無し。



先生方の表情は疑問と怪訝、手詰まり感ありありの顔、顔、顔。






ただ、薬、特に免疫抑制剤については試行錯誤の末、ようやく落ち着き始めた頃。

ところが今改めてデータを見ると、ネオーラルとプレドニゾロンとセルセプト。


セルセプトを止め、プログラフに替え、数値に改善がみられたのが12月末なので、まだまだ覚醒には
ほど遠い頃だったということです。





それでも体重は57、8kg前後、体温は常に平熱、ただ両足にむくみ有り。

食欲はなく、ほとんど食事に手を付けられない状態。




移植後2か月をもう少しで迎え、通常であれば、そろそろ退院時期を考慮されても良い時期。


でも、そんな事は到底考えられない状態であることは、回診のたびの先生方の表情がなによりも語っていま
した。





【2005年11月25日(移植後51日目)1日の服薬量】

(免疫抑制剤)
・ネオーラル~50mg×2回
・プレドニゾロン~5mg×8錠
・セルセプト~250mg×6錠

・ファンギゾンシロップ~5mg×3回(カビ等抑制)
・ゾビラックス~200mg×2回(ウイルス発育抑制)
・バクタ~週に3回(細菌抑制)
・ゼフィックス~100mg×1回(B型肝炎ウイルス抑制)
・オメプラール~20mg×1回(胃酸分泌抑制)
・ケーワン~5mg×2回(ビタミンK補給)
・ラックビー~1g×3包(整腸)
・ラクツロース~20mL×3回(アンモニア減、排便促進)
・カナマイシン~250mg×2錠×4回(腸内細菌抑制、アンモニア減)
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