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移植後、薬と体調~その2

病院内で、薬の管理を自分でするようになったのがいつ頃なのか、たぶん自己管理表を付け始めた頃だから
12月の初め頃だったと思います。

移植手術が10月4日だから、順調にいけば年内に退院できるぐらい、一般的には。





とにかく、数値が良くならなかったのと、肝性脳症が長く続いたので、通常よりも全てが遅れ気味だった
ので、いきなり薬の山(まだまだ薬の量が多かったので、本当に山のような感じ)を渡されて、さあ、
さあ、と言われても、脳がまともに働いておらず、かなり戸惑ったのを覚えています。




それでも、早く退院したい一心で、提案されたことは何でもハイ、ハイ言って受け入れてしまっている状態。



薬の中にはラクツロースやファンギゾンシロップのように冷蔵庫に保管しなければならないものもあって、
服用前後の往復や、服用ケースの洗浄や、とにかく薬を全部飲むのが一苦労。



でも弱音は吐けず、頭の中は早く何でも自分でできるようになって、一刻も早く病院を脱出すること。




意欲、という面では、結構いい患者だったと思います、この時期は。






年内に退院、これが第一目標でありながら、これが無理なことが言われなくても雰囲気でわかり、ならば
一月末にはなんとか、と気持を切り替え、せめて一時退院でも、と、現実的な感覚が戻りつつあったのは
脳症の影響が薄れてきていた証拠だったのかもしれません。






【2005年12月26日(移植後83日目)1日の服薬量】

(免疫抑制剤)
・ネオーラル~50mg×2回
・プレドニゾロン~5mg×8錠
・セルセプト~250mg×6錠

・ファンギゾンシロップ~5mg×3回(カビ等抑制)
・ゾビラックス~200mg×2回(ウイルス発育抑制)
・バクタ~週に3回(細菌抑制)
・ゼフィックス~100mg×1回(B型肝炎ウイルス抑制)
・オメプラール~20mg×1回(胃酸分泌抑制)
・ラクツロース~30mL×3回(アンモニア減、排便促進)
・カナマイシン~250mg×2錠×4回(腸内細菌抑制、アンモニア減)
・スローケー錠~600mg×2錠(カリウム補填)







血糖値は夕方になるにつれて高くなり、インスリン投与は必須。

免疫抑制剤は、セルセプトは朝8時3錠、夜8時3錠が基本、ネオーラルは朝と夜、その都度指示された
容量、75mgであったり100、150mgであったりを服用、そして28日からは、ネオーラルをプログラフ
に変更、これもその都度指示された容量を服用することになり、そのたびナースコールで確認するという
状態。

体調は、ダルさはおそらく一般的な移植後患者のそれ。
頭痛は、そうでもなかった様な気がします。
自己管理表に記入している文字を今見ても、かなりしっかりしているので、一時期ほどの手のふるえも
なかったように思います。

辛かったのは、相変わらずの足のむくみ、夜中、何度も目覚めること、早朝(4時とか)に決まって目覚める
こと、食欲がないこと、水分を多く摂らなければならないこと、薬の量が半端ないこと、そしてなんと言って
も先が見えないこと。




そして、薬は、やはり移植患者にとっては命綱、これを強く感じる毎日でした。
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