一枝に 残りし花も 今散らむ
梅士 Baishi
今日から新学期である。
一期一会である。
茹で蛙にはなるまいぞ。
「散る桜、残る桜も、散る桜」である。
真剣勝負で臨みたい。
サミュエル・スマイルズの霊インタヴュー『現代の自助論を求
めて』を読み返した。
自助論とは、自由論でもある。
自由を失い、自由を奪われた人生は、たとい餌を与えられた
としても、これを幸福な人生とは思うまい。
自助努力の精神を見失い、自助努力を封じられた人生は、
生活保障があったとしても、幸福な人生とはいえない。
日本の衰退について、サミュエルは、「自助の精神が失われ
て、今でもそうでしょうけれども、みんなが同情を乞い、補助金
を求め、社会福祉を求める国になっていけば、もう発展はない、
先はないとみていいと思います」と言っている。
「マルクス主義は、基本的にいいわけの哲学何だと思うので
す。・・・人のせいや、言い訳に徹し始めると、だいたい、もう駄
目なんですよ」。
自助努力の努力について、「努力して、続けていくことが大事
です。小さな時間の有効利用を習慣化できなかった人で、学問
で大成した人は、おそらくいないと思う」。
「その努力もですね、実るのに、まあ、最低三年はかかります。
・・・一角の人物として認められるようになるには、ある種の道を
十年はやらなければなりません。そうでなければ、先生と言わ
れるような立場に就くことは難しいと思います」。
健康生活の習慣について、サミュエルは次の古い諺を紹介
している。
「一日一時間の散歩を惜しむ者は、病床の十年を持つ」。
生涯スポーツ推進が言われているが、まずは、都会であっ
ても、一時間の散歩を楽しめる場所を整備することだ。
まずは、ウォーキング環境の整備に投資することである。
こうした、スポーツ推進事業予算について、予算を組むの
ではなく、スポーツ賭博で資金手当てしようとしている。
野球賭博をスポーツくじに加えようと言うのである。
反省のないことである。
医療費を抑え、その分をオリンピック推進やスポーツ予算
に振り向けるべきである。
そうした議論さえできないところに、自由を喪失した日本の
衰退が運命づけられていると言えるのではないか。
運命を変えたければ、考えと行動を変えるほかないのであ
るが、厳しい状況だと言わざるを得ない。
政府が、金欲しさに、スポーツ賭博やカジノを推進するとは、
日本も品格を失って堕落してしまったことである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党