札幌の中心部に聳え立つ札幌市役所。
札幌は政令指定都市なので、行政に関する日常の用事はほとんど区役所で事が足りるから、なかなか本所まで来ることもないという人が多いと思うのだけど、私も、少なくとも、私用では一度も行ったことがないと思います。
仕事でも、せいぜい2~3回くらいかな。もしかしたら、近いうちに行く用事ができるかもしれないのだけど。
住む先々で市民憲章というものを見てきたけれど、やっぱり札幌が一番なじみ深いと感じます。
でも、前文があまりにも有名なのに対し、本文である五か条は、そうでもないのかなと思ってしまいます。
大体どこも似たり寄ったりな感はあるけれど、ここに書かれていることは理想像としては頷けることばかりなので、大切にしていかなければなりませんね。
こんなモニュメントが設置されていました。
五十年前、昭和47年(1972年)に開催された、札幌冬季五輪の聖火台です。
2030年の冬季五輪招致はどうなるのでしょうかねえ・・・。
市役所1階ロビーに立つ銅像。
開拓使判官として札幌の礎を築いた、島義勇の像。
現在の円山公園に当たる「コタンベツの丘」に登って市内を見渡し、開拓の拠点となる本府の造営を決意したというエピソードがあり、この像も、その「コタンベツの丘」に立って見渡す姿を表現しています。
開拓使判官を辞して郷里である佐賀県に戻った後、「憂国党」の党首となって、江藤新平と共に「佐賀の乱」を起こすも敗れ、最終的には国家犯罪人として斬首刑に処されるという数奇な運命を辿った人物ですが、それはそれとして、ここ札幌においては、開拓使判官として町づくりに尽力し、現在に繋がる発展の礎を築いたという事実を、広く市民に知ってもらい、後世に受け継いでいってほしいという思いが込められているとのことです。
島義勇自らが詠んだ詩。
開拓に当たっての決意が感じられます。