北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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札幌祖霊神社

2022-09-10 16:53:35 | 札幌

 

 

地図を見ていたら、インパクトのある名前の神社を見つけたので、ちょっと足を運んでみました。

「札幌祖霊神社」という神社です。

 

 

「神人無別」とあります。

「神様も人も、分け隔てのない存在である」というような意味でしょうかね。

 

 

「祭政一致」。

「祭事と政治とが一体化していること。宗教的な主宰者と政治の主権者とが一致していること。また、そうした考えやそのような政治形態」とのこと。

日本では古くは、「日本書紀」の「推古紀」に、「天皇が世を治めるにあたって、まず群臣とともに神祇を祭り賜った」と記されており、近代でも、明治新政府の「太政官布告」において、「王政復古」と共に宣言され、明治2年7月には、新政府の機構上、「太政官」の上に「神祇官」を位置づけ、この考えを強く前面に出していました。

第二次世界大戦後、国家神道が廃止され、日本国憲法に信教の自由と政教分離が定められ、「祭政一致」の考えは表に出ることはなくなりましたが、政府による戦没者の慰霊行事などには、その痕跡が見え隠れしていると言われています。

 

 

 

この神社は、明治4年(1871年)開拓使黒田清隆らが、移民に対して神道葬祭を行うよう指示したことから、信奉者の祖霊祭祀のために霊祠を建てるたのが始まりとされています。

同18年(1885年)には札幌神社(現北海道神宮)が葬儀の取扱いを停止したことから御祭神が分霊され、神道への改葬改宗の斎場となり、戦後になってから、正式に神社として公認されることとなりました。

 

 

この蔵は何が収められているのでしょうかね。

作りは札幌軟石かな?

 

 

 

 

伊勢神宮の系統なんですね。

因みに、表示板を撮りそびれましたが、ここの御祭神は、

・天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)

・天神地祇八百万神(てんじんちぎ やおよろずのかみ)

・氏子祖霊神(うじこそれいしん)

・天祖三神(てんそさんじん)

・大国主神(おおくにぬしのかみ)

・産土大神(うぶすなのおおかみ)

・皇霊神(こうれいしん)

の七柱で、子孫繁栄、安産、子宝祈願、商売繁盛等にも御利益があるとされています。

 

最近、こうした神様についても興味が出てきました。学習する機会を作ろうかなと考えています。

 

コメント (2)
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