北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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龍松寺

2023-06-15 20:09:16 | 札幌

 

豊平区の国道36号沿いに、立派な門構えのお寺があります。

ずっと気になっていたのだけど、近くまで行ったついでにお邪魔してみました。

 

 

「龍松禅寺」とありますが、「龍松寺」という名前のようです。

明治29年(1896年)10月、「札幌五大寺」の一つである「中央寺」(曹洞宗)の総代であった「堀内龍太郎」氏らの宿願により「中央寺別院」として許可を受けたことに端を発するお寺で、「堀内龍太郎」の「龍」と、開創に携わった「三沢松堰師」の「松」をとり「龍松寺」と命名されたそうです。

 

 

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「豊流山」という山号。

「豊」は、やはり「豊平」の「豊」なのでしょうかね。

 

 

 

立派な仁王像がお出迎え。

山門共々、開創100周年を記念して建てられたそうです(始まりが明治29年(1896年)と書きましたが、実際の開創は、同33年(1900年)だそうです)。

 

 

京都や奈良、鎌倉にありそうな立派な山門に見入ってしまいます。

 

 

 

境内には、幾つかの碑や像が設置されていますが、こちらは、先程触れた堀内龍太郎にまつわる「開基堀内家彰功記念之碑」という碑。

大正9年(1920年)に設置されたそうです。

 

 

 

境内には、お地蔵さんの姿も。

 

 

 

 

こちらは、単体の「水子地蔵尊」。

 

 

こちらにも「地蔵菩薩御和讃」が掲示されています。

「お地蔵様」と普通に言っていますが、「地蔵菩薩」とは、釈迦がこの世を去ってから、弥勒菩薩がこの世に現れるまでの「無仏の時代」を守り、衆生(人々)を救って悟りの境地に導いてくれる存在だそうで、「和讃」とは、地蔵菩薩が説く教義を、わかりやすい和語を用いて讃える「讃歌」だそうです。

 

 

 

 

神社を巡る機会は結構ありますが、お寺となると、観光名所にもなっているような所や、歴史上大きな足跡を残している所以外は、そんなに足を運ぶ機会がないというのが正直なところ。

でも、たまにはこうして、その歴史や教義に触れてみるのもいいものだと思います。

そういえば、「イチオシ!!」の「しあわせ散歩」ではここに来たことがあるのかな・・・。


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