北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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車社会のルーツの場所

2021-10-04 19:26:25 | 札幌

今日はなんだかんだで三週間ぶりのテレワークだったのだけど、終わってから家の事情で車を出すと、外はもう真っ暗。

これからの季節、12月にかけては、さらに暗くなるのが早くなるので、夕方以降の運転は特に注意が必要です。

ということで(?)、今日は運転に関する話題。

 

 

 

札幌市手稲区曙にある「札幌運転免許試験場」。

今を遡ること28年前、平成5年(1993年)の4月8日、私はここで念願の運転免許を手にしました。

合格発表の瞬間、電光掲示板に自分の受験番号が表示されたときの興奮と喜びは、今でも鮮明に覚えています。

その後、更新で二回ここを利用したけれど、平成14年(2002年)に札幌を離れてからは一度も来ていません。

次回の更新は令和6年(2024年)だけど、そのときはどうだろうなあ・・・、ここで更新する確率と、どこか他の町の試験場になる確率が、何となく五分五分くらいかなと。

 

 

 

 

 

いきなりだけど、ここは札幌市豊平区平岸にあるショッピングゾーン。

 

 

 

郊外型の店舗が多く入っていますが、実は、先程の手稲区の試験場は、昭和57年(1982年)に移転したもので、それ以前は、昭和31年(1956年)に、道内初の試験場が、この地に設立されていたのです。

運転免許取得者の増加に伴い手狭になったことが移転の主たる理由だったそうです。

 

 

その初代試験場跡地から割と近い所にある自動車学校。

 

 

所在地は豊平区中の島なんだけど、以前から「中の島自動車学校」ではなく「北海道自動車学校」という名前であることに、何となく疑問を抱いていました。

実はここは、大正13年(1924年)に開校した、北海道最古の自動車学校です。

なるほど、それで現在に至るまで、校名が「北海道自動車学校」なんですね。

 

 

 

 

 

ここの学校の特色は、御覧の黄色い教習者。

周辺ではよく見かけますが、先日、ここの送迎バスが、私の自宅近く(西区発寒)を走っているのを見ました。

発寒からは、先日紹介した「鉄工団地自動車学園」が最寄りだけど、色々な理由から、遠く離れた学校に通う人も多いのでしょうかね。

開業当時のこの学校は、「学校」という体で集中的に教育するのではなく、むしろ個人的に運転技術をレクチャーするような場所だったそうで、サラリーマンの初任給が55円程度だった当時、教習料金が77円だったそうです。

現在、この学校では、3年後の創立100周年に向けて、当時の古い教習車、T型フォードの整備を行っているそうで、そのときは、ぜひ見てみたいと思います。

 

 

初代運転免許試験場跡地と「北海道自動車学校」の位置関係は御覧のとおり。

現代の感覚だと「徒歩圏内」というには微妙な気もするけれど、近いと言えば近いので、そのことが、初代運転免許試験場が地図の場所に設置された理由の一つ・・・なのかもしれませんね。


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