昨年7月まで踏切があった釧路市内の幹線道路。
「臨港鉄道」こと「太平洋石炭販売輸送(株)臨港線」の廃止により、ごく普通の道路の光景になりました。
(昨年からずっとカバーがかかったままの信号機はどうなるんだろう・・・)
現在は線路も撤去され、立入禁止となっています。
細い砂利道が先へ続いています。
これまで、「春採駅」や「永住町駅」など、幾つかの駅跡を巡ってきましたが、現在何もないこの辺りにも、かつては一つ駅がありました。
この辺りにあったのは、「沼尻」という駅で、大正15年(1926年)2月1日に開業し、昭和38年(1963年)11月1日、旅客営業廃止に伴い廃駅となりました。
参考までに、「臨港鉄道」はこのような路線になっていました。
平坦な広場があります。
もしかすると、駅舎のあったのはこの辺りでしょうかね。
こちらの会社、現在は東京に本社がありますが、かつて「太平洋炭礦」から分離独立した会社だそうです。
ということで、グループ企業も含む旧太平洋炭礦の土地を現在でも管理しているということなのですね。
「沼尻駅」は、大きな駅でもなかったせいなのか、資料も見たことがないですが、かつてここに駅があって、釧路市中心部への旅客輸送で賑わっていたということに思いを馳せてみるのもよいことだと思います。
(「沼尻駅」跡地はこの辺り)