今日は、風雨のためどこにも外出せず、気温も低くて、朝からずっとストーブを点けてました。
夕食は土鍋でうどんを食べたけど、寒くなってくると、昆布で出汁をとった鍋料理なんかもいいですね・・・。
唐突に話題は変わるけど、花咲線の駅紹介の続きです。
次に紹介するのは、「ダルマ駅」とも違う小屋風の駅舎ですが、駅名の表示がありませんね・・・。
中はこんな状態。
「駅舎」ではなく「待合室」と紹介されているサイトを見ましたが、なるほどなと思います。
冒頭に書いたこととは何の関係もありませんが、「昆布盛(こんぶもり)」という駅です。
幹線道路沿いではありますが、ちょっと目立たないようにも思います。
片側にしかホームのない単線の駅で、秘境駅という雰囲気が出ているなと思います。
この建物だけ見ると、倉庫か何かかと思ってしまいますね。
せめて駅名が表示されているといいのにと思います。
「あれっ、前回の記事までは地名の由来を書いてたけど、今回は書かないの?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、この記事はまだ続きがあります。
ん?「昆布森」?「昆布盛」じゃなくて?
いえいえ、この写真の場所は「昆布森」でいいんです。
駅があるのは根室市ですが、写真の場所は釧路町ですから。
そうなんです、釧路根室管内には、「こんぶもり」という読みで表記の違う集落が二つ存在するのです。
どう違うのかなと思って調べてみたところ、地名の由来は、どちらも、アイヌ語の「コンプモイ(若しくはコンブムイ)(昆布の入江)」ということだそうです。
釧路町昆布森の方は、明治2年(1869年)に釧路国釧路郡に属し、同5年(1872年)は「昆布森村」となり、昭和30年(1955年)に当時の釧路村と合併して釧路町なるという歴史を辿っており、他方、根室市昆布盛の方は、同じく明治5年に「釧路国厚岸郡コンブモリ村」となったのが村としての最初ですが、漢字で「昆布盛」と表記されたのは、それから三年後の同8年(1875年)だそうです。
同じ由来を持つ二つの村ですが、いかに明治初期とはいえ、漢字表記まで同じというのは避けようと考えたのでしょうかね。その辺の経緯は、釧路町史にも根室市史にも書かれていませんでしたが。
なかなか興味深いところです。