北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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街に行く

2023-10-04 20:24:01 | 気になるコト
 

タモリ「市内にいながら『市内に行こう』って…」にNHK野口葵衣アナ「言います」

タレント、タモリ(78)が2日放送のNHK「ブラタモリ」(土曜後7・30)に出演。旅のパートナーを務める福岡局の野口葵衣アナウンサー(28)と新潟・長岡市を訪れ…

サンスポ

 

 

リンクした記事は一か月前のものだけど、下書き保存してそのままにしていたのを、そろそろと思って仕上げます。

 

変わらず毎週見ている「ブラタモリ」だけど、先月放送された長岡編でこのことが話題として取り上げられ、似たようなことってどこでもあるんだなあと思いました。

 

というのは、札幌でも、中心部である大通や札幌駅前などの市街地に行くことを「街に行く」とよく言うのです。

これは札幌市民あるあるだそうで、現に私の両親もそうだったので、私も子供の頃から、大通や札幌駅前に行くことを「街に行く」と言っていましたが、この「街」の捉え方は人によって様々なようで、大通に行くことは「街に行く」というものの、札幌駅前の場合はそうは言わないという人もいるようです。

これはやっぱり、大通周辺、今で言うと三越デパートがある南1条西4丁目辺り(下の地図周辺)が、古くからの市街地、繁華街として市民生活に大きく根差していたからなんだろうと思います。

 

 

 

そういう状況下で育ったせいか、私の場合、札幌以外の市や町に住んでいたときも、同じような感覚でいたことがありました。

例えば一昨年3月まで通算六年間住んでいた釧路市。JR釧路駅から幣舞橋に至る「北大通」というエリアは、今はデパートも撤退し、シャッターが閉まったままの建物も多く、すっかり寂しい雰囲気になっていますが、そうだと分かっていても、北大通に行くときは、自然と「街に行く」という感覚になったものでした。

直近で釧路に住んでいたときは、週末になると、北大通にある釧路市中央図書館へよく足を運んでいましたが、そのついでに、特に用事もないのに釧路駅に立ち寄ったり、駅周辺をブラブラしたりしていると、それだけで、「街に来ている」という感覚になったものでした。

 

(2019年12月撮影。場所は↓のとおり)

 

釧路だけでなく、函館や帯広に住んでいたときも同じような感覚でしたが、実は十年前に住んでいた道南の江差町でも同様でした。

江差にいたときは、町の中心部で、昔ながらの商店街となっている「新地」と呼ばれるエリアから車で10~15分ほどの所に住んでいたのだけれど、中心部の雰囲気が大好きなせいか、週末はよく中心部に足を運び、「街に来ている」という感覚になったのを覚えています。

特に、自家用車ではなくバスで移動していたときは、帰りのバスの中で、子供の頃、両親と一緒に大通のデパートで買い物や食事を楽しみ、そこから家に帰るのと同じような感覚に、不思議となっていたものでした。

 

(2013年3月撮影。場所は↓のとおり)

 

そんなこともあって、冒頭でリンクを貼った長岡市の話にはしっかりと反応しちゃいましたが、同じようなことって、全国各地でもあるんでしょうかね。

今は、中心部の衰退が加速し、郊外型の大型店が商業の中心地になっている自治体が全国各地で増えているけれど、私は子供の頃からのこういう感覚のままこの年(50歳)になったので、きっとこれは年老いても変わらないんだろうなあと思います。


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2 コメント

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Unknown (水仙)
2023-10-05 03:23:15
釧路市もそんなに寂れてきているのですか?

まだ一度も行ったことがありませんから行きたいと思っていましたが…。
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Unknown (ナナマガラー)
2023-10-05 05:35:11
水仙様

こんにちは。
釧路市は、本文でも書いていますが、釧路駅前の「北大通」と呼ばれるエリアがすっかり寂しくなってしまいました。

ですが、観光地としてはオススメのスポットも多いですし、特に全国的な酷暑に見舞われた今年の夏は、避暑目的で訪れる人が多かったそうで、そういう所から、また地域の活性化に繋がっていってほしいなと、元市民としては思います。
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