地下鉄南北線「自衛隊前」駅。
「真駒内」の次の駅で、名前のとおり、駅の向かいには、陸上自衛隊の駐屯地があります。
ここは、南北線の地上区間四駅(南平岸、澄川、自衛隊前、真駒内)のうち、唯一、両サイドにホームが設置されている駅。
ホームが島になっている駅と、このように両サイドになっている駅の線引き(基準)について、前に何かで読んだ記憶がなきにしもあらずなんだけど、せっかく札幌に戻ってきたことだし、調べてみようかなと思います。
その「自衛隊前」駅の側に、一台の車両が展示されています。
「案内軌条式電車」って何かなと思ったけれど、表示板にもある昭和40年(1965年)当時、札幌市交通局が、高速電車(後の地下鉄)導入を前にして作った実験用車両とのこと。
試験場は、東区の東苗穂にあり、表示板にあるとおり、全長676mの線路が整備されていたそうです。
お、これは懐かしい。南北線の旧タイプの車両ですね。
ああ、第1号車両だったんですね。
これが廃車になった昭和60年(1985年)3月、私は小学校5年生から6年生に上がるときだけど、この車両は覚えてます。
この市電も古いタイプのようですね。
「ボギー車」とは、車体に対して水平方向に回転可能な台車を備え付けている車両のことで、前後2軸4輪ずつ、計8本車輪で車体を支える方式のことだそうです。
正直、そう言われてもピンとこないけど、前後4輪ずつ計8本というのは、二つ上の写真を見れば分かりますね。
このような構造にすることによって、車体から独立して台車が回転し、曲線走行が容易になるのだそうです。
これは除雪車ですか。
函館でもおなじみの「ササラ電車」で、「ブルーム」とは、車体に取り付けられる「箒」のことだそうです。
展示物ばかり紹介して、ここがどこなのかを紹介していませんでしたが、ここは、「自衛隊前」駅の高架下にある「札幌市交通資料館」。
屋内の資料展示施設は、現在リニューアル工事中で中を見ることはできませんが、懐かしい車両が、こうして屋外に展示されています。
屋内施設のリニューアル工事完了は来年4月とのこと。ぜひ行ってみたいです。