写真は、「バトルフィーバーJ」のDVD第1巻。
先週、ようやく第5巻まで揃え、週末に、一気に最終回まで見終えることができた。
「バトルフィーバーJ」は、私が幼稚園の年長の時に放映されていた作品で、
記憶に間違いがなければ、幼稚園のクラスの中で、同級生の何人かが主題歌を熱唱(?)していたのが印象に残り、
それが、戦隊シリーズに興味を持つそもそものきっかけであった。
しかし、これも記憶に間違いがなければの話なのだが、そうやって興味を持った時には、
既に番組は終盤にさしかかっていて、実際にリアルタイムで見たのは、最後の4~5本くらいだった。
なので、今回のDVD購入が、実質的には初めて見るのと同じだったわけで、
それ故に、すごく新鮮な感覚で全52話を見ることができたと思っている。
最近の戦隊シリーズは、どちらかと言うと、戦隊と敵側の攻防戦に終始している感が強いが、
初期の戦隊は、敵側が世界征服の足がかりとして様々な作戦を仕掛け、
それを正義の側が阻止するという正統派の展開が多く、
バトルフィーバーJもそれは例外ではなく、子供の頃にそういう展開を見慣れている私のような世代にとっては、
とても安心して見ていられるストーリーが多かったというのが、見終えた率直な感想。
途中、殉職と、敵に正体がばれて身の危険が強まったという理由でメンバーが2人も交代するなど、
歴代戦隊の中でも、特に敵との壮絶な戦いが展開された作品であったが、
そうした展開を通して、回を重ねるごとにメンバーの絆が徐々に強まっていったとうにも感じた。
これは、今後の戦隊シリーズにおいても、ぜひ受け継がれていってほしい要素だと思う。
後は・・・そうですねえ・・・、メンバーの中では、どうしてもヒロインに注目してしまうのだけど(笑)、
2代目ミスアメリカ=汀マリアは、大変魅力的な存在だったように思う。
もし、当時ではなく今の戦隊のヒロインだったら、もしかしたら思いっきりハマッていたかもしれないとさえ思ってしまう。
他にも、将軍(指揮官)役であられた往年の名優・東千代之介さんや、
後に声優として大ブレイクする日高のり子さん(当時は伊東範子さん)、
敵の指揮官役の石橋雅史さんなど、大変個性的な方々の存在も印象深い。
今回のDVD購入で、自分の中の「戦隊ワールド」が、また少し広がった。
そんな気持ちが、今はしている。
今観ると「うわあ、こんな方が出演していらしたんだ。」という発見があったり・・・、明快な内容で且ついろいろな試みが随所に見られ、それが又楽しめる要素であるし、俳優さん女優さんの個性がとてもおもしろいと思うし、今更ながらすごい作品なんだなと思います。
汀マリアはとても魅力的なヒロインですよね。喜怒哀楽の表情がとても愛らしいし、気丈な姿は素敵だし。でも脆い面もあるというところが心をくすぐります。
こんにちは。御来訪有難うございます。
「バトルフィーバーJ」は、噂に違わず、本当に魅力的な作品だと思います。
またお会いできた際にも、色々と感想をお話できたらと思いますが、
今の状態では到底氷子様にはついていけないと思いますので、
これから更にじっくりと見て、勉強を積んでおきたいと思っています。
そちらのブログの内容、楽しませて頂きました。私は戦隊物は全般的に好きですが(特に80~90年代)、今回はバトルフィーバーでも印象に残っている第36話「爆破された結婚式」について語らせて頂きます。
この話は、歴代戦隊ヒロインでこれほど悲惨な体験をした人はいないんじゃないかと思うぐらい、見ていて辛い話でしたね。
戦士とはいえ、たった1人の女性をここまで追い詰めて良いのか?と思うぐらい汀マリアが哀れでした。何しろ彼女が守っている体制、味方で無ければならない体制側から集中攻撃ですから。幼い頃に見ていたら、トラウマになっていたかも・・・。
例の困った刑事ですけど、国家権力に身を置く者ならバトルフィーバー隊の活躍には感謝していようはずなのに、あくまで一方的に汀マリアを犯人と決めつけ追い回す姿に刑事として最低なものを感じ、かなりムカつきながら見てました。
基地内で見せられた自分の指名手配書を、彼女は本当に悔しそうに握り潰してましたね。自分は何の為に戦ってきたのか?自分が守ってきたものとは、一体・・・?
(考えると、ジュウレン偽物話、メガレン最終3話にも通じますね。彼らも、とても悔しそうでしたから)
まあ頭を冷やして考えてみれば、あの刑事はベテランとはいえ出世に縁の無さそうなタイプ。エリートに対する僻み根性がこの事件で爆発し、半ば自暴自棄、クビを覚悟で嫌がらせをしていたのでしょう。でも、証拠のオルゴールと証人の女の子を渡され――手柄を分けて貰った事で、バトルフィーバーに対する考え方を改めてくれたようですね。
従姉妹にしても新郎にしても、疑っていたというよりは、戦士でありながら敵に隙を見せ、自分達の晴れの儀式を台無しにしてしまった汀マリアの不注意を責めていた感じですし・・・。
30分の番組ですので描き足りない部分もあると思いますが、仲間達の温かい友情が全編に溢れ、彼女が戦士として大きな成長を遂げた良作だったと思いますね。
初めまして。管理人のナナマガラーと申します。
この記事を書いた当時は、「MASTER(支配人)」と名乗っておりましたが、現在は、本来のHNであるこちらの名前を使用しております。
「爆破された結婚式」についての丁寧なご感想、ありがとうございました。
私もあの回は、マリアの哀れさと、それを乗り越えた戦士としての強さが大変良く描かれていて、マリア主演編の中でも印象に残っている回の一つです。
最近は観ていなかったのですが、こうしてご感想を頂いたことで、近いうちに観返してみようと思いました。
A-chan様のサイトも拝見いたしました。
なかなか凝った作りになっていて、内容的にも充実されているなと思います。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。