釧路の隣町、白糠(しらぬか)町の、JR「白糠」駅。
小さな町の駅だけど、札幌~釧路を結ぶ特急「スーパーおおぞら」も停車します。
駅の中にちょっと入ってみると、待合用の椅子と窓口の位置関係から、今はなき江差駅を思い出し、ちょっと感慨深くなってしまいました。
その白糠駅から、釧路方面に向かってすぐ隣の「西庶路(にししょろ)」駅。
こちらは小さな集落にある駅なので、普通列車しか停車しません。
駅前の風景。
特に大きなお店とかはありませんが、住宅地もあり、長閑な雰囲気になっています。
せっかく来たので、普通列車が到着するまで待ち、歩道橋から撮影。
普通列車の旅もしばらくしていないけれど、こういう光景を見ていると、またどこかへ行きたくなってきました。
さて、今回紹介した二つの駅。
ランダムに紹介したわけではなく、平成22年(2010年)に公開された「ハナミズキ」という映画のロケ地として使われた駅ということで、紹介してみました。
二つの駅は、主人公の平沢紗枝(演:新垣結衣)と木内康平(演:生田斗真)が通学に使う駅として使われ、白糠駅は、「白幌駅」という駅名で二人が二度目に出会うシーンで、西庶路駅は、「丹別駅」という駅名で、二人がベンチで語り合うシーンで使われているそうです。
「そうです」という表現からお察しのとおり、私はこの映画は一度も見たことがないのですが、「くしろ検定」の学習の中で出てきたネタとして興味を持っていたので、白糠町方面へドライブに出た際に立ち寄ってみた次第でした。
「オマケ」というわけではないのだけど、駅は駅でも道の駅。
滝川市と釧路市を結ぶ一般国道38号の「道の駅 しらぬか恋問(こいとい)」。
平成5年(1993年)に登録された、道内でも歴史の古い道の駅です。
「恋問」という、ATOKで一発変換できない珍しい字の地名は、白糠町史によると、アイヌ語の「コイトイエ(浪潰,東風の強いとき波が打越す所の意)」に由来するものだそうです。
ここの名物として知られているのが、この可愛らしいポスト。
ラブレター(もしかして死語?)限定というわけではなく、普通に郵便ポストとして投函できます。
(今回紹介した施設の位置関係はこちら。)
※ 文中敬称略