football smile

the days turn into months and years

センス

2005-05-22 | smile
センス【sense】:物事の微妙な感じや機微を感じとる能力・判断力。感覚。「ユーモアの―」「―に欠ける」(三省堂提供「大辞林 第二版」より)

いまさら言うまでもありませんが、長谷部のパスセンスには舌を巻きます。昨日の新潟戦でも、ボランチの深い位置から相手選手の隙間を通すようなスルーパスを繰り出していました。圧巻だったのは達也(だったかな?)へのパスで、アウトサイドでシュート回転をかけたボールは、DFの前へ落ちて逃げるようにゴール方向へ向かっていきました。タイミングや距離感、方向性に加えて球種までも自在に操るとは。ウウム。

何事においても、努力とか根性というのはおろそかにできないものです。良いパスを出すにはそれなりに厳しい練習が必要でしょう。でもあんなプレーを見せられると、どうもそれだけではダメなような気もします。どんなにがんばってもできない人にはできない。そういうものもあるようです。

たまに「おおっ、カッコイイねえ」と思う人に出会う時があります。それは、「すごいパスを出す人」だったり「クールなデザインをする人」だったり「オシャレな人」だったり「いかしたメロディを書く人」だったり「素敵な写真を撮る人」だったりします。そしてそれは当然のように男性の場合もあれば女性の場合もあります。おじさんだっておばあちゃんだって近頃の若者だって。

どうしたら「カッコイイ人」になれるのか。これはなかなか難しい問題です。で、最近考えているのは「センス」というものです。「その人が持つ感覚」これが結構重要な役割を担っているような気がします。でも「一生懸命努力してセンスを磨く」という類のものではなくて、もっと潜在的にその人に宿っているものです。どちらかというと「センスを導き出す」という表現の方がしっくりくるように思います。そのために努力するみたいな感じです。

では、そもそも導き出すものがない場合はどうしたらいいのか。考えるまでもなく「そんな人はいないんじゃないか」というのが今のところの答えです。でもどうかなあ。自分の望むセンスがない場合は十分にあり得るし。代わりにこっちのセンスで我慢しなさい、とか。

ちなみに、最近センス良いなあと思うのは、浦和レッズの長谷部誠と作家の伊坂幸太郎とL’Arc~en~Cielのtetsuです(笑)。
コメント (4)
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