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L1ベレーザvs浦和(夢の島)

2007-12-09 | nadeshiko
なでしこリーグ・ディビジョン1 第21節
2007年12月9日(日)13:00キックオフ
夢の島競技場
日テレ・ベレーザ 1-1 浦和レッズレディース

昨日の不調から幾分回復。首にシップを巻きつけて、目指すは夢の島競技場。なでしこリーグもいよいよ最終節である。優勝の可能性はなくなってしまったけれど、相手がベレーザとなれば、気合が入る条件としては十分だ。チーム状態も良いだけに、ここは何とか勝ちたい。それにしても、今年はなでしこリーグを随分見たよなあ、などと感慨にひたって有楽町線に揺られていると、終点の新木場に到着。電車1本で行かれるのは便利だね。しかしまあ、ピッチが遠いし逆光だしで、あまり良い観戦環境ではない。

このところ不動のベストメンバーでキックオフ。どちらもプレスが早いので、なかなか自由にボール回しができないが、好調の勢いそのままに、いきなり浦和ペースに持っていった。ベレーザは大野を頂点に左に永里、右に荒川を配した3トップ。FW2人が外へ開いたおかげで、中盤を支配したのは浦和の方だった。ちょうどその両サイドの後のスペースを上手く使って仕掛ける。そして浦和は、開始7分に先制点を奪うことに成功した。決めたのは柳田。今日の柳田はすごかった。ベレーザの中央には、澤、小林、酒井が陣取るため、庭田、高橋が自由を得ることは難しい。そんな状況を脅威の運動量で柳田が打破する。攻撃していたかと思えば、次の瞬間には守備をしている。左サイドにいるはずが、なぜか右サイドでパスを受けたりもする。先制点のおかげか、周囲の選手も動きが良い。序盤で飛ばしすぎると後半がやばいから、と心配になってしまうくらい。前半はこのまま1点をリードして終了。

いよいよベレーザに勝つ時が来たか!という期待と共に後半開始。すると、始まったよ、ベレーザの反撃が。荒川に代えて伊藤を入れると、中盤はベレーザのものになってしまった。何より痛かったのが、この日のキープレーヤー柳田の負傷交代。もし相手がベレーザではなかったら、百武ではなく松田の投入も考えられたかもしれない。しかし永井監督は守備的選手を選んだ。その後の猛攻を山郷のファインセーブ連発で何とか耐えていたのだが、とうとう小林に決められて追いつかれる。逆転も十分あり得る展開を、何とか凌ぎ切ったと言うべきか、それとも、最後に訪れたカウンターのチャンスを、決め切れなかったと言うべきか。昨年と同じく、ベレーザの優勝を目の当たりにして、どうにもスッキリしない最終節の幕は下りた。トップチームに続いて2週連続のこの状況は、かなり厳しいものがある。

さて、今日のacoさんである。いつも通りトップ下で先発したものの、相手が酒井、小林となるとやはりプレーの余裕は奪われる。おまけに、ヤナギの交代で左サイドにまわるという緊急事態。それでも、すばやい判断でパスをさばいて、攻めの状況を作っていた。パワーに押されるとつらいけど、そのテクニックを振りかざせば、まだまだ行けるはずである。正直、サイドはないよね。絶対に中央で使うべきだよ。

さて、リーグは3位で終わったけれど、チームの状態はまだまだ落ちていない。すぐに全日本女子サッカー選手権も始まる。お互い順当に勝ち進めば、12月28日に準決勝でベレーザとの対戦となる。チャンスはまだ残されているのだ。今年はまだ終わっていない。

   
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