龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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週末、温泉に行ってきた

2011年12月06日 00時23分17秒 | 大震災の中で
週末、温泉に行ってきた。
県内の近場で済ます手軽な一泊温泉旅行である。
老母の気分転換もあり、自分自身の逃避モードもあり、蕎麦懐石というタイトルに惹かれたのもあり。
宿の名前は
「悠ゆ亭」
猪苗代で1日5組だけお客を取って蕎麦懐石を提供する宿だ。

ここで食べた蕎麦掻き田楽が絶品。
温泉は5組のお客に貸切風呂1つのみ、というちょっと不自由な印象なのだが、とにかく蕎麦が旨い。
旨い蕎麦のためならたいていのことは許せる。少なくても蕎麦っ食いならね(^^)。
最後に出た十割蕎麦も逸品。

蕎麦掻きも十割蕎麦も、組織がダマになるのを極力防ぐと同時に、肌理細かい練りによって食感が極めて上質のものになっている。
蕎麦掻きの田楽は外側は薄皮がパリパリとしてこんがりとした風味をもたらし、中はあくまでふんわりと柔らかく、蕎麦切りは蕎麦切りで、ぼそぼそごそごそは全くなく、つなぎなしにも関わらず組織がきちんと繊細につながり、緩み無くツルツルの食感に仕上がっていた。

山都の蕎麦は食べたことがないので、会津若松市内の桐屋の蕎麦が私にとっては会津地区での標準になるのだけれど、目の前で一から蕎麦打ちを見せてくれて、茹でたてをさっと出してくれるパフォーマンスまで含めると、これは一度食してみて悪くはあるまい、と思われた。


まあ、麺類は好みが十人十色なので、押しつけがましいお薦めは禁物。

でも、十割蕎麦でこんなに美味しいのは食べたことがないなあ。

帰りは例によって郡山でジュンク堂立ち寄り。
これもいつものようにカードでカゴ一杯(詰め放題じゃないのに!)本を購入して帰宅。
ここの本棚を見ていると、「こっからここまで全部……ってか店ごと」購入したくなって困る。

「アマゾンクリック」では味わえない実物の贅沢が間違いなく本屋さんにはあるね。
本からオーラが出てるもの。

蕎麦も本も、目の前にあってこそ。お取り寄せだけじゃあ旬は見えない。
当たり前のことなんだけれど。