龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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熊倉一雄と橘家圓蔵

2015年10月16日 23時19分24秒 | メディア日記
熊倉一雄と橘家圓蔵の訃報を立て続けに聴いた。
いずれも子供の頃見ていたテレビに出ていた私にとってのスターだった。
熊倉一雄はなんといっても NHKの 人形の声をやっていた「ケペル先生」だったし、橘家圓蔵は 「お笑い 頭の体操 」に出演していた「早いのが取り柄の月ノ家圓鏡」だった。
熊倉一雄は 「ひょっこりひようたん島」のトラヒゲでもあったし、圓鏡は、 「笑点」にも出ていたんじゃなかったかな。
とにかく、声の魅力がすごかった。

落語家としては三遊亭圓生とかが子供の頃は凄いと思ったけれど(談志や志ん朝はまだ 「若手」だったし、先代円楽はやぼったい印象があった)、圓鏡は落語家というより、ラジオやテレビで八面六臂の活躍をしている印象があった。いわゆるお笑いタレントの嚆矢、に近かったのかもしれない。

まあ、ノイジーといえばノイジーな声なのだろうが、その速度感が新しい感じだった。

熊倉一雄は声優として変幻自在のイメージがあった。どちらもその声の魅力に惹かれたものだった。
楽しい時代をありがとう。
御冥福をお祈りします。