シュガー・ベイブ『ソングス』40ht Anniversary Ultimate Editionを聴いている。
ハイデッガーを途中にして、ジュバンチッチ『リアルの倫理』(ジジェク派のラカン屋さんが書いたカント論?)を放置して、シュガー・ベイブの聞き比べをしている。
シュガー・ベイブの『ソングス』は、山下達郎や大貫妙子が在籍し、あの大滝詠一がプロデュースした名盤中の名盤。解説不要だと思う(世代的に限定かもしれないけれど)。
今回リマスター版とリミックス版が2枚入っている。
聞き比べをしても、流してきいていると正直あまり違いが分からない。
しかし、私の鈍い耳でも、
リマスター版とリミックス版とでは、『蜃気楼の街』の大貫妙子のボーカルの音が違うというのは分かった。リマスター版では、楽曲の中の平面上で声が鳴っている感じなのだが、リミックス版ではあきらかに大貫妙子のボーカルらしい息づかいが前の方に出てきている。
微妙な、だがたしかな違いがある。
『いつも通り』もその感じは多少あるかな。
さりげなく、しかし大貫妙子のこの時のボーカルを大切に残そうという「愛」があるような気がしました。
単なる気のせい?
ちょっとメモ的に書いておきたかった。逃避ですな……。