阿蘇の初日は小雨がぱらつき山の全体像が見えなかったので、次の日は行ったん高千穂に行ってから午後にもう一度阿蘇に戻り、晴れた阿蘇全景をなんとか見たいと考えた。
次の日は幸いに雲一つない快晴。
8月の九州の快晴、となれば、これはもうクマゼミの天下。やかましいほど短い周期でセミが鳴いている。
じつは 九州旅行、中でも阿蘇を走るに当たっては、20年前からこれも漠然と思っていたことがあった。
マツダロードスター(当時はユーノス)が発売されたのがおよそ20年前。そのときからこの日本製の可愛いオープンカーに乗りたい、と思っていた。
今回、何十年か経ってようやくその二つを同時に実現できたわけだ。
「今」楽しむことをためらって、ついつい「老後の楽しみ」とか衒って言ってしまうけれど、
楽しむのはいつも「今」
なのだと思う。
さて、そういうわけで高千穂峡を午前中散策したあとで、戻って来た阿蘇は、全面晴れ渡っていて、どこからでもその姿を隠すことなく眺めることが出来た。
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なかなかiphoneのスナップ写真では、360°のパノラマな風景のスケール感は表しにくいのが残念。
(iphoneのアプリには、ぐるっと回して撮るとパノラマ撮影できるものがあるらしいんですが、まだダウンロードしていないので不明)
最近、旅行先でも散歩中でもきれいな風景を観ていると、「カメラなんて要らない、自分の瞳に焼き付けておけばいい」と思った若い頃とは違って、写真に撮っておきたいと思うようになった。
暗いところでも手振れしても接写でも、
当たり前に「きれいな写真」が撮れるデジカメの存在は大きいよねえ。
いささか暑かったけれど、高千穂→阿蘇と、
オープンで走って満足。
日焼けどめは必須でしたが(笑)。