2月14日(火)【オリンピック 成田童夢選手と井上メロ選手に】
2月10日から26日までの日程で第二十回冬季オリンッピクが、イタリアのトリノで開催されている。日本の選手もそれぞれ皆よく健闘している姿が、毎日テレビに映し出されている。メダルはまだないが、あまりそのことばかりにこだわらない方がオリンピックを楽しめるように思う。しかし日頃の努力の成果が本番で十分に発揮できない場合は残念である。
ハーフパイプの成田童夢選手がテレビ画面に映された。滑り始める前から映し出されたが、腕を上に上げて手を叩いていたように思う。その様子を見て、私はこれは残念だが、うまくいかないのではなかろうかという予感がした。日本ではそのやりかたで通用したかもしれないが、オリンピックの重圧には耐えられないであろうという予感である。しかし最後まで演技しきれなくなるほどだとは想像できなかった。
女子のハーフパイプでも今井メロ選手がスタートの前に拳をあげて声を発した。結果は残念にも失敗してしまい、怪我までしてしまったようで気の毒でたまらない。二人とも実力が発揮できなかったということは悔いが残ることだろう。実力が発揮できてもメダルに届かないのであれば、潔い諦めがあるだろうが。
しかし勝負の前に腕を上にあげることは、私はやめたほうがよいと思った。二人の今までのスタイルであろうし、今までそれで勝ってきたのであろうが。私の意見も聞いてください。せっかく体中に漲っている闘志と集中力を、腕を上げることによって発散してしまうと感じたのである。勝負の前の闘志は腹にしまいこんでおかなくては、これから始まる本番で力を発揮できないのではなかろうか。
アニマル浜口さんの「気合いだ!」も、その拳は上から下に振り下げられている。気合いを入れるときの拳は上には上げられていない。気合いはグッと腹にこめ、そして全身に漲らせるものだろう。拳を上に上げて、更に声を出すと、腹が凹んでしまい、集中力がゆるんでしまうのではなかろうか。
拳を上に上げるのは勝負を終えたときの、燃焼を果たしたときまで押さえた方が、勝負師としてはよいのではなかろうかと思った次第である。闘志は静かに燃やすものという美学は、古い奴と若いお二人には言われてしまいそうだが。
呼吸はお腹に(丹田)に吸い込み、お腹から吐く腹式の呼吸が集中力を高めるのにはよいであろう。坐禅の時の呼吸も腹式である。
私は小学、中学と卓球の選手、高校では山岳部、大学では馬術部と、少しはスポーツをやっていたので、このアドバイスもあながち門外漢の見方ではないと思うので、書きました。
日頃の成果が発揮できないのは、あまりに気の毒で、見ていて何か言わずにはおれませんでした。
成田童夢選手も井上メロ選手も謙虚な気持ちを忘れずに NEXT CHANCE 頑張ってください!
2月10日から26日までの日程で第二十回冬季オリンッピクが、イタリアのトリノで開催されている。日本の選手もそれぞれ皆よく健闘している姿が、毎日テレビに映し出されている。メダルはまだないが、あまりそのことばかりにこだわらない方がオリンピックを楽しめるように思う。しかし日頃の努力の成果が本番で十分に発揮できない場合は残念である。
ハーフパイプの成田童夢選手がテレビ画面に映された。滑り始める前から映し出されたが、腕を上に上げて手を叩いていたように思う。その様子を見て、私はこれは残念だが、うまくいかないのではなかろうかという予感がした。日本ではそのやりかたで通用したかもしれないが、オリンピックの重圧には耐えられないであろうという予感である。しかし最後まで演技しきれなくなるほどだとは想像できなかった。
女子のハーフパイプでも今井メロ選手がスタートの前に拳をあげて声を発した。結果は残念にも失敗してしまい、怪我までしてしまったようで気の毒でたまらない。二人とも実力が発揮できなかったということは悔いが残ることだろう。実力が発揮できてもメダルに届かないのであれば、潔い諦めがあるだろうが。
しかし勝負の前に腕を上にあげることは、私はやめたほうがよいと思った。二人の今までのスタイルであろうし、今までそれで勝ってきたのであろうが。私の意見も聞いてください。せっかく体中に漲っている闘志と集中力を、腕を上げることによって発散してしまうと感じたのである。勝負の前の闘志は腹にしまいこんでおかなくては、これから始まる本番で力を発揮できないのではなかろうか。
アニマル浜口さんの「気合いだ!」も、その拳は上から下に振り下げられている。気合いを入れるときの拳は上には上げられていない。気合いはグッと腹にこめ、そして全身に漲らせるものだろう。拳を上に上げて、更に声を出すと、腹が凹んでしまい、集中力がゆるんでしまうのではなかろうか。
拳を上に上げるのは勝負を終えたときの、燃焼を果たしたときまで押さえた方が、勝負師としてはよいのではなかろうかと思った次第である。闘志は静かに燃やすものという美学は、古い奴と若いお二人には言われてしまいそうだが。
呼吸はお腹に(丹田)に吸い込み、お腹から吐く腹式の呼吸が集中力を高めるのにはよいであろう。坐禅の時の呼吸も腹式である。
私は小学、中学と卓球の選手、高校では山岳部、大学では馬術部と、少しはスポーツをやっていたので、このアドバイスもあながち門外漢の見方ではないと思うので、書きました。
日頃の成果が発揮できないのは、あまりに気の毒で、見ていて何か言わずにはおれませんでした。
成田童夢選手も井上メロ選手も謙虚な気持ちを忘れずに NEXT CHANCE 頑張ってください!