1月9日(土)晴れ【『すべては宇宙の采配』いじめーシッポのない子豚の話】
昨日、仕事からの帰り、本屋さんに立ち寄りました。私の『雲と風と月と』(中央公論事業出版)を置いていてくださる本屋さんなので新年の挨拶に寄ったのです。一冊くらいは買ってくださった人がいるようです。もうすぐきっと一年間の集計が出版元で出る頃かもしれません。沢山売れ残って戻ってくると、置くところがないので困りますが、はたしていかがでしょう。
さて、そこで『すべては宇宙の采配』(東邦出版2009年)という本を購入しました。以前同じ著者の『奇跡のリンゴ』(幻冬舎2008年)という本を読んでいますので、興味がありましたので手にしたのです。著者は木村秋則さんという方で、完全無農薬でリンゴ栽培に成功したリンゴ農家です。このブログには『奇跡のリンゴ』についてご紹介しなかったかもしれませんが、それは全く私の怠慢です。10年以上の試行錯誤と努力を重ね、極貧の生活に落ち込んでも、無農薬でリンゴを作ることに成功したのです。それは、自然との調和、宇宙の一部である人間と宇宙との関わりに目覚めなくては成し遂げられなかった偉大な功績といってよいでしょう。これからの人間のために、どんなにか土作りを大事にした農法が必要であるか、考えさせられた著書でした。食べ物は単に人間の体だけの問題ではなく、心に及ぼす影響がいかに大きいか、そのことを考えるからです。
この『すべては宇宙の采配』の中にも、本当に人間はここに耳を傾けないといけないと思うところがありました。子供たちのいじめや、無差別の殺人事件などの裏に、食べ物の影響を見逃してはならないだろうといつも思っていますが、やはりそうだ、と思った箇所を抜き出してみます。
心が荒んでいるのは、食べているものが荒んでいるから……そう思うのです。(略)大手食品会社の下請けをしている大規模豚舎を見て驚きました。一匹の子豚にしっぽがないのです。(略)ほかの子豚にかじられてイジメられているのです。聞けば、イジメの対象になる子豚が一匹現れると、被害はその一匹に集中するそうです。いじめられている子豚は次第にエサが食べられなくなって痩せていきます。まるで小学校、中学校の教室と同じではないでしょうか。小屋はとくに狭くもなく、(略)ストレスが原因ではないようでした。では、なにが問題なのか。エサに問題があるのではないでしょうか。子豚たちはある物質が入ったエサを食べているのです。食べ物によって心が左右されているとしか思えないのです。これはそのまま人間に通じる話でしょう。さらにいえば、わたしたちはそんな豚肉を食べているわけです。農薬漬け・肥料漬けの作物や、イジメを行う豚を作らない方法を考えることが、これからの日本にとって大事なことです。(略)地球のためでもあります。
この本にはさらに宇宙人との遭遇や、地球の最期についての記載もありますが、それはまたのログで。ついこの本を読み切ってしまいましたので、今日の勉強のノルマを果たしませんと。それは私の勤めです。
昨日、仕事からの帰り、本屋さんに立ち寄りました。私の『雲と風と月と』(中央公論事業出版)を置いていてくださる本屋さんなので新年の挨拶に寄ったのです。一冊くらいは買ってくださった人がいるようです。もうすぐきっと一年間の集計が出版元で出る頃かもしれません。沢山売れ残って戻ってくると、置くところがないので困りますが、はたしていかがでしょう。
さて、そこで『すべては宇宙の采配』(東邦出版2009年)という本を購入しました。以前同じ著者の『奇跡のリンゴ』(幻冬舎2008年)という本を読んでいますので、興味がありましたので手にしたのです。著者は木村秋則さんという方で、完全無農薬でリンゴ栽培に成功したリンゴ農家です。このブログには『奇跡のリンゴ』についてご紹介しなかったかもしれませんが、それは全く私の怠慢です。10年以上の試行錯誤と努力を重ね、極貧の生活に落ち込んでも、無農薬でリンゴを作ることに成功したのです。それは、自然との調和、宇宙の一部である人間と宇宙との関わりに目覚めなくては成し遂げられなかった偉大な功績といってよいでしょう。これからの人間のために、どんなにか土作りを大事にした農法が必要であるか、考えさせられた著書でした。食べ物は単に人間の体だけの問題ではなく、心に及ぼす影響がいかに大きいか、そのことを考えるからです。
この『すべては宇宙の采配』の中にも、本当に人間はここに耳を傾けないといけないと思うところがありました。子供たちのいじめや、無差別の殺人事件などの裏に、食べ物の影響を見逃してはならないだろうといつも思っていますが、やはりそうだ、と思った箇所を抜き出してみます。
心が荒んでいるのは、食べているものが荒んでいるから……そう思うのです。(略)大手食品会社の下請けをしている大規模豚舎を見て驚きました。一匹の子豚にしっぽがないのです。(略)ほかの子豚にかじられてイジメられているのです。聞けば、イジメの対象になる子豚が一匹現れると、被害はその一匹に集中するそうです。いじめられている子豚は次第にエサが食べられなくなって痩せていきます。まるで小学校、中学校の教室と同じではないでしょうか。小屋はとくに狭くもなく、(略)ストレスが原因ではないようでした。では、なにが問題なのか。エサに問題があるのではないでしょうか。子豚たちはある物質が入ったエサを食べているのです。食べ物によって心が左右されているとしか思えないのです。これはそのまま人間に通じる話でしょう。さらにいえば、わたしたちはそんな豚肉を食べているわけです。農薬漬け・肥料漬けの作物や、イジメを行う豚を作らない方法を考えることが、これからの日本にとって大事なことです。(略)地球のためでもあります。
この本にはさらに宇宙人との遭遇や、地球の最期についての記載もありますが、それはまたのログで。ついこの本を読み切ってしまいましたので、今日の勉強のノルマを果たしませんと。それは私の勤めです。