風月庵だより

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因縁因果

2010-09-12 09:50:55 | Weblog
9月12日(日)【因縁因果】(子ども時代のルナとキヨ)

ルナとキヨは同じ親から生まれたようです。一箱の段ボールの中に捨てられていたのです。
近所のパーマ屋さんが捨て猫をよく助けていまして、里親が見つかるまで、子ども時代に、私の家に預かっていたのです。

仲良く籠の中で寝ています。小さな籠です。


その後、キヨは一階のアメリカの人の家族に引き取られました。
毎朝キヨはルナを尋ねてきます。時々はこのように張り合うようです。これは一緒に飼われていてもこういう場面はあるのかもしれませんが、子猫時代のように一緒に寝ることはありません。


キッとキヨを見るルナ。


ルナを見るキヨ。


こんな場面ばかりではありませんが、やはり子ども時代から一緒に育っていれば、もっと仲良く遊んだり寝たりするのではないでしょうか。

これは仲良く外見ているとき、振り向いたキヨ。キヨは大変毛が美しいです。


同じ親から生まれても、ルナは臆病な静かな性質のようですが、キヨは運動神経抜群で活発で、家の中で静かにしていられませんでした。

一緒に育つ縁があれば、二匹のお互いに対する接し方も随分違ったでしょう。
時々は毛繕いをお互いにしているようですが、それほど長い時間ではありませんで、すぐに取っ組み合いをしています。猫だからじゃれ合っているとみたいのですが、そうでもないようなときもあり、私が行司役で引き離すこともあります。怪我をしそうなほどの感じがあります。

それでも毎朝、キヨが遊びに来ますので、お互いに全く嫌ではないようです。

これをキヨがくることを、私が全く拒んでいたら、たまに出会っても唸りあうだけかもしれません。

昨日は9.11でした。
同じ人間に生まれて、いがみ合い、殺そうとしあう愚かしさ。
コーランを焚書してもなんの解決にもならないでしょう。ところが、そんなことをしようとさえする牧師やキリスト教徒がいること。
世界の平和は、なかなか遠いようです。
しかし、お互いに育った環境が違っても、なんとなく触れあっていれば、許せることも多いでしょう。完全に排除しあうところには争いがあるだけではないでしょうか。

人類の将来もそれほど長くはないというのに(おそらくあと数百年か、数千年ーもっと短いという予言者もいるでしょうが、とりあえずこのくらいにしておきましょう)もっと、助け合って、楽しく人間生活を楽しみたいものですね。

地球上のどこかでは、飢餓や戦争に巻き込まれて泣いている子どもたちがこの瞬間にもいるでしょう。日本では虐待されている子どもたちさえいます。ただ祈るばかりです。