6月8日(木)曇り、朝のうち涼しい【脱水症状 母の入院】
母が一滴の水も飲み下すことができない、と言い出しました。そして泡のようなものを吐き出しています。すぐに看護婦さんに来ていただきました。「これは脱水症状だとおもいますから、すぐ点滴をしてもらいましょう」と、いうことになりました。看護婦さんが、時間外でしたが、病院に電話を入れてくださり、かかりつけの病院に行き、2時間点滴をしてもらいました。
翌日は、かかりつけの先生の診察がありましたので、診ていただき、すぐに入院ということになりました。やはり脱水症状か、逆流性食道炎か、どちらかでしょうということで、やはり点滴をしてもらいました。しかし、母は入院すると寝たきりになることを恐れていまして、「帰りたい、帰りたい」と言います。その日の夜も病院から電話があり、お母さんが叫んでいますので、なだめに来てください、ということで、夜遅くですが、病院にかけつけまして、なんとかなだめました。
このように物が食べられなくなるどころではなく、水さえのどを通らなくなってしまったのは、熱中症一歩手前だったかもしれません。たまたま私が、その前に日に、朝早く出かけて、夕方まで留守にしたのですが、いつもですと作っておいたお弁当を食べていてくれるのですが、その日はお弁当に手をつけていませんでした。運悪く暑い日でしたのに、寝続けていたのかもしれません。私の不注意でした。
翌日も、すぐにお見舞いに行きまして、歩けなくなると可哀想なので、いつも引いている車のついたステッキ代わりを引いてトイレまで行くことにしました。ところが入院してからわずか一日しか経っていないのに、ふらついていつものように歩けませんでした。これほど極端に足の筋力が衰えるのかと、驚きました。
入院三日目、食事を食べられるようになったというので、このまま、病院のケアハウスに入ってもらおうかと考えていました。私も一人で介護をするのは、やはり無理かもしれないと思いました。
入院四日目、やはり家に帰りたいというのと、前の晩の夕食をみまして、母が食べられそうな物がなかったのがあまりに可哀想なので、やはり連れて帰ろうと思いました。姉だけではなく、兄にもこれからは留守番の協力をしてもらうように話し合いました。先生にお聞きしましたら、在宅でも大丈夫でしょうと、いうことで退院させてもらいました。
やれやれといったところです。ただ毎晩何回も「トイレがどこだか分からない」といって起こされています。わずか四日間だけの入院でしたのに、そんなことになってしまうのです。高齢になって入院すると寝たきりになってしまうこともよく分かりました。
これからはお医者さんに往診もして頂くようにし、兄や姉の応援も頼んで、なんとか在宅で、最期まで介護しようかと思っています。
皆さんも、お若いかどうか分かりませんが、熱中症や脱水症状にはくれぐれもお気をつけくださいますよう。
(はや夏の雲です。)