7月14日(金)晴れ 今日も暑し【劉暁波氏追悼】
劉氏が、昨日、お亡くなりになりました。
劉氏が民主化を訴えて、天安門で戦っていた1989年6月4日。忘れることができません。その時私は香港にいました。
一年ほど香港に住んでいましたが、その時は船旅の途中で立ち寄ったときでした。劉氏の死を悼むことを香港の人々はできていますので、中国国内よりは自由がまだあるようですが、私が35年以上前に住んでいた頃の香港とは随分変わってしまっていると思います。
言論の自由、異なる価値観、思想、政治的見解を持てる国であることを、望んだだけのことでしたのに、劉氏は無慚にも中国共産党に殺されてしまいました。発表された死因は癌によるものでしょうが、この死は殺されたものと同じといえましょう。
多くの国において、当たり前である表現の自由。大統領に対しても、首相に対しても、自由に反対のプラカードを掲げることのできる国に住んでいると、中国の状況は許しがたい状況です。しかし、一党独裁を望む中国共産党には、反対を唱える人は、抹殺されてしまうのです。
日本にもかつて同じような時代がありました。中国にも今の日本のような時代がやってくるのでしょうか。私には、自分の地球生存中には、そのような時代がくることを想像することは難かしいですが、必ずや中国にも自由な時代が訪れることを切に願うことを、劉氏の追悼とさせていただきます。
「私は望んでいる。私の国が表現の自由がある場所となることを。全ての国民の発言が同等に扱われるようになることを。
私は望んでいる、私が中国で綿々と続いてきた「文字の獄(言論弾圧)」の最後の犠牲者となることを。」(劉 暁波氏の2009年の陳述書より)
*日本も、中国の植民地にならないように、気をつけなくてはならない。
日本人はあまりに平和ボケをしていないだろうか。
#劉暁波氏