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ソウル訪問記3 就任の辞

2019-12-17 10:24:05 | Weblog

12月17日(火)雨【ソウル訪問記3 就任の辞】

本覚スニムの就任の辞を次に紹介します。日本に留学していたスニムが訳してくださいました。
まことに心打たれる就任の辞です。私も自分でパソコンに打ち込みながら、改めて感動しています。言葉通り実行なさる方であると、長い交流によってわかっています。

二回に分けてご紹介します。韓国の尼僧界を垣間見せていただくこともできます。何回も韓国には訪問し、このブログにもそのうちの何回かは書いてきましたが、いつも案内してくださっていたスニムが会長になられたのです。

誠実な真実の言葉をお読みくださいませ。

 

就任の辞

韓国の比丘尼僧伽の新しい跳躍を熱望しながら、私がこの場に立つことができるように支えてくださった、6千余りの比丘尼スニムたちに御礼申し上げます。また、4年間、全国比丘尼会の発展と安定のために努力してくださった第11代全国比丘尼会会長六門スニムはじめ前執行部にも感謝と尊敬のお言葉を申し上げます。

第12代全国比丘尼会会長という役割を担った今日、私は何よりもまず、重い責任を感じております。変化を望む比丘尼スニムたちの願いと熱望をよく知っているので、全国比丘尼会会長として踏み出す一歩一歩が大変重要です。これから私は慎重ながらもためらわない足取りで、比丘尼僧伽の発展のために最善を尽くすつもりです。

まず”疎通と和合、そして努力”という価値が、比丘尼僧伽に根を下ろせるよう努力していくつもりです。第11代全国比丘尼会が成し遂げた業績を踏み台にして、これからは疎通の力で、新たな跳躍を準備しなければならないです。大衆公議によって運営される開いている、全国6千余りの比丘尼たちが信じて頼れる全国比丘尼会を作っていきます。そのために、比丘尼僧伽の力を結集できる効率的な組織と行政体系を造成し、実践力を担保します。

比丘尼スニムたちが安定的な修行と伝法に邁進できるよう、福祉体系も補います。安定的な修行の環境は、”伝法実現と仏法弘布”という出家の初発心を守り抜くことができる最も基本的な条件です。これまで、基本的な医療サービスや老後の住居などで、疎外されていた比丘尼スニムたちの苦しみが繰り返されないよう、努力いたします。

(以下 続)