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ソウル訪問記その8 法輪

2019-12-28 20:15:58 | Weblog

12月28日(土)晴れ【ソウル訪問記その8 法輪】

(曹渓寺本堂前の法輪)

今日は、28日です。お正月のために本堂内や向拝につけるお飾りを手伝っていただきました。
「くんち飾りはダメ」と母から言われていましたので、29日は避けています。
また、一夜飾りもダメということで、31日はそのようなことはできません。
そうしますと28日と30日だけが、新年のお飾りのできる日になります。

また、新年のご祈祷に参拝の檀家さんに記念品を渡しますので、その袋詰めを二人の人に手伝ってもらいました。
なんでも一人ではできません。

「法輪本転無剰無欠(法輪本より転じて剰ること無く欠くること無し)」本師がよく揮毫なさった言葉です。
この文言は 道元禅師の著わされた『仏祖正伝菩薩戒教授戒文』の中、第四不妄語についての文言です。
「法輪本転無剰無欠。甘露一潤得実得真也。」

法輪はお釈迦様が説かれた教えのことです。教えを説かれることを法輪を転じる、と言います。お釈迦様の教えはお釈迦様がお亡くなりになった後も、説かれ続けていますので、法輪は転じ続けられているのです。曹渓寺(チョゲサ)の本堂の前の、法輪を象徴した石造の輪には「八正道」の文字が刻まれています。

不妄語の直訳の意味は、「嘘をつきません」ということですが、道元禅師様は「嘘をつけないようにできている」とお説きなのです。
天地の姿がここに現れているのだから、嘘をつきようがないのだ、という解釈です。ですから、天地の現れに過不足はない、転法輪は真理をお説きなのですから真理に過不足はない、ということになります。甘露は仏の説かれた説法が甘露の法雨ですから、甘露の法雨が天地を潤して真実がわかる、ということになりましょうか。

今日は、朝からめまいに襲われていましたが、来客に継ぐ来客であまりに忙しく、めまいどころではありませんでした。しかし、めまいは胃からきている、とこの頃わかりましたからなんとかお湯を沸かして梅肉エキスを飲みました。さらに千ぶりを飲みました。そうしてあまりにお腹が冷えている感じがありましたので、ホカロンをあてましたら、めまいが収まりました。以前念の為に、脳のMRIをとりましたら、大変きれいな状態です、と言われましたので、心配はしていませんが、あまりに多くのことをこなさなくてはなりませんので、脳の中の交通整理は必要かもしれませんね。年末は仕事が多すぎますので、新年祈祷会は再来年からは止めようかと今から、再来年のことを思ったりしています。

皆様、くれぐれも御身お大切に。



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2 コメント

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本年は色々と有り難う御座いました (玄林菴)
2019-12-29 17:38:20
今年一年色々と有り難う御座いました。
新しき年も亦…、相変わりませず宜しく
お願い致します。<(_ _)>

ソウル訪問記…、拝読させていただきました。最後の左下の御写真も拝見しました。

寒さも茲数日一段と冷え込みが厳しく為って来て居ります故…、どうぞ御身お大事に為されてお過ごし下さいませ。

よいお年をお迎えくださいませ。

     玄林菴より
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玄林菴さんへ (風月)
2019-12-31 17:12:55
こちらも一年お付き合い頂き有難うございました。
今日はすごい風でした。
来年も宜しくお願いいたします。
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