2月2日(火)晴れ【お告げ鳥 コロナ禍】
今日は節分です。とても暖かい日中です。
先週の木曜日の夕方、多数のカラスがお寺の竹林から隣の森の上を飛び交っていました。その様子がいつもと違うので、どなたかがお亡くなりになるのであろうか、という想いがしました。そうでなければよいが。
翌日、檀家さんからご主人がお亡くなりになったという電話が入りました。間違い電話かと思ったほどでした。まだ若い人です。新型コロナウイルスに感染してしまったということでした。家族全員が陽性だそうです。
残念ですが、ご葬儀をすぐにあげることができません。内臓の病気があったそうです。しかし、通常は生活にそれほどの支障もなく、釣りが大好きで、年中釣りの獲物をさばいては、持ってきてくれていました。温和な青年でした。
このウイルスに感染しさえしなければ、まだまだこの世にいられた命であったのに、と思われてなりません。
しかし、身近に迫ってきています。他人ごとではありません。斎場も今までは3時までは、感染が原因でない方を荼毘にふす時間でしたが、この頃は感染症でなくなる人が多いので、3時からは、感染症のご遺体を荼毘にふすようになっていて、かなり多いそうです。
じわじわと忍び寄ってきています。
皆さん、他人ごとと思わずに、家庭内感染も多いようですから、気を付けあっていきましょう。
それにしてもカラスはやはりお告げ鳥だと、改めて思ったことでした。
(日頃は写真のようにカラスの飛んでいない空に、多数のカラスが飛びあっていました。)