2月12日(水)晴れ【弟子の僧堂安居先 永平寺東京別院推奨】
弟子の一人が、まもなく永平寺の本山修行から送行(そうあんー卒業とはちょっと違いますが、一応既定の修行を終えて修行先を送られて出てくること)してきます。ご本山では、典座寮(台所係)と直歳寮(しっすいりょうー雪かきやお掃除係)を勤めさせて頂きました。
ご本山は3年安居しませんと、知殿寮(法要などを司る係)配役にはなりませんので、3年以上安居できる徒弟の方には、とても良いと思います。
しかし、わずか一年では、僧侶としての法要に関して必要なことは学ぶことができません。つくづくわかりました。
そこにいきますと、東京南青山7丁目にある永平寺東京別院の長谷寺は、規模も本山ほどではありませんが、檀家さんも多く、お墓もありますので、法要に関して必要なことも学べますし、僧侶として身に付けなくてはならないことの多くを一年でも学べます。
また安居している雲水さんたちの雰囲気がとてもよいです。
また現在は安居する雲水さんの人数がほどがよいですから、いろいろなお役を勤めなくてはなりませんので、いろいろと学ぶことができます。
徒弟を僧堂修行に出したいとお考えの方には、是非お勧めしたいです。
此処で一年の安居でもよいですが、三年も安居できる人はさらによいでしょう。お寺に戻っても、すぐに役に立つことができると思います。
坐禅修行を一生なさりたい目的の方には、またそのような目的にあった修行道場があると思います。
どこで修行したか、徒弟の方たちにとって、一生重要なつながりができますので、慎重でありたいです。師匠としての責任と思っています。
そんなことで、東京別院長谷寺をお勧めしました。