60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

ウインドウズ・タブレット

2013年04月05日 09時03分22秒 | Weblog
 日本で3月16日から売り出された「マイクロソフトSurface(サーフェス)」というタブレットPCを買った。今使っているPCは7年前に買ったDellのウインドウズXPのディスクトップ型である。7年も使っていると色々とデーターのゴミがたまってしまったのか?起動がおそくなったり、ファイルやインターネットの画面などがなかなか開かず、作動が極端に鈍くなってきた。「もう何時ダウンしてもおかしくない」、そんな不安を抱えながらの操作である。そしてもう一つ、ウインドウズXPのサポートがあと1年で終了する。「ここらあたりで新しいPCに変えておいた方が無難だろう」、そう思って買い換えることにしたのである。

 いずれ会社を離れるのだから、「ネットができれば良い」と思ってAndroid判のタブレットも考えた。しかしやはり使い慣れたワードやエクセルは欲しいと思う。そんな時にこの「マイクロソフトSurface」が発売された。このタブレットPCはWindows RTというウインドウズ「8」と同じOSで動いている。したがってワードやエクセルのソフトが使える。今の自分にとって一番相応しいPCだ!、そう思って早速飛びついたのである。この商品はアップルの「iPad」やAndroid判タブレットに対抗してマイクロソフトが開発し、自らが売りだした商品で、5万円代と意外にリーズナブルな価格である。何よりいいのはタブレットとしてどこにでも携帯でき、タッチパネルでもキーボードでもどちらでも操作できることである。

 タブレットを使うに当たって、インターネットへの接続に余分な通信費がかかることは避けたかった。そのために今使っているスマートフォンのテザリング機能(スマフォを外部モデムとして利用してインターネット接続させる機能)を利用して繋げることにした。これであればPCの代金だけで、今後も通信費が余分にかかることが無いからである。さて買って帰って、まず苦労したのはスマフォとテザリング機能で繋げることである。商品に昔あったような取扱説明書はなにも付いていないから、全て自分の推測で設定していかなければいけない。四苦八苦しながら試みたものの、結局はドコモコーナーへ行って繋げてもらうことになった。次がメールの扱い、次が住所録、次がフェイスブック等のSNSの同期、次に写真の取り込みや管理の仕方、次にワードやエクセルなど「Office2013」の習得(今まではOffice2007である)、覚えなければいけないことは山ほどある。携帯をスマフォに変えた時、今までの操作方法と大きく違って苦労し、一時はそのわずらわしさで吐き気をもよおしたほどであった。しかし今回はスマフォでタッチパネルの操作にも慣れているから、このPCの習得までにそんなには時間はかからないだろう。

 扱い始めて思うのだが、新たなPCは今まで使っていたウインドウズXPに比べて、そうとう機能強化かれているように思う。ワードやエクセル、パワーポイントの他に、ワンノート、スカイドライブ、アプリのインストールから、ツイッター、フェイスブック、ミュージック、フォト、ゲーム等々、クラウドが意識され、ほとんど全てがインターネットとの連動を前提に組み立てられいる。しかもタッチパネルでの直感的な操作で扱えるように工夫されている。7年間止まっていた私の電子機器への適応力を、再び強化しなければいけなくなった。歳を重ねるほどに集中力が無くなり、根を詰めての作業が億劫になって来る。しかしそれを避けていたら、新しい世界には踏み込めないのだろう。そう思って自分自身を叱咤激励して、このタブレットを自在に操れるツールにしたいと思っている。

 いずれ会社を離れ仕事をリタイヤする時が来る。そのときにパーソナルなネット環境が欲しい。一人でふらりと遊びに出かけ、そこからブログやフェイスブックを通じて自分の仲間に向けてメールしたり投稿をしてみたい。自宅でも旅行先でも入院先でも、どんな場所にいてもネット環境さえあれば誰とでも繋がれる。そんなことが老後の孤立感を補ってくれるかも知れないと思う。仕事をやめて自由な時間が多くなれば、スケッチブックとスマートフォンとこのタブレットとを持って、一人日本中を旅して回る。これが私の今の夢である。


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