Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥多摩、三頭山~奈良倉山登山

2012年11月21日 | 山歩き

11月20日(火)  奥多摩、三頭山~奈良倉山    天気=晴れ


08:19深山橋P→ 08:22~24ムロクボ尾根登山口→ 09:57~10:00ヌカザス尾根分岐→ 10:57~11:10三頭山→ 11:58小焼山→ 13:01~15鶴峠→ 14:09~19奈良倉山→ 14:43~48松姫峠→ 16:20小菅ノ湯→(自転車)→17:00深山橋P


 晩秋の山を気儘に歩きたくなって奥多摩にやってきました。我家から手軽な距離にある奥多摩は、思いつき登山にはうってつけの山々です。今日目指すのは、奥多摩湖の南岸に位置する三頭山と鶴峠を挟んでその西にある奈良倉山で、奈良倉山には行った事が無く興味がありました。
 早朝我家を出発、まず奥多摩源流部の小菅村にある日帰り温泉小菅の湯まで行き、ここに折畳み自転車を残置する。そして奥多摩湖の深山橋側の駐車場まで戻って車を停める。ここが出発点となります。




 
深山橋付近の紅葉



 奥多摩湖の標高は約550m、湖岸は今ちょうど紅葉が身頃です。奥多摩周遊道路の入口の三頭橋を渡るとすぐにムロクボ尾根の登山口、最初から標高差200m余の急登です。身体はシンドイけれど効率良く高度を稼げるので私は急登が嫌いではありません。登山道沿いは杉の植林帯で紅葉の木々も時期を終え大部分が落葉しています。
 最初の急登を越えると幾度かアップダウンを繰返して高度を上げて行く。晩秋特有の乾いた冷たい空気がほてった身体に心地よい。再び急登となり登山口から約1時間半でヌカザス尾根登山道と合流した。ここから一旦一寸降って、「お常の泣き坂」と呼ばれる急登が待ち構える。以前春先に妻と来た時は、ズルズル滑って随分苦労した箇所だが、晩秋の今は乾いており、思ったより楽に通過できた。




 
ヌカザス尾根合流地点



 入小沢ノ峰(1302m)を過ぎれば三頭山まで緩やかな道が続く。三頭山のピークと西に伸びる鶴峠へ続く尾根が正面に広がる。10時前三頭山(1531m)に着いた。この山は奥多摩三山の最高峰で人気の山、桧原村側から1時間もあれば登れるので、平日の今日も10名余のハイカーで賑わっている。展望も素晴らしく白く装った富士山が南に聳えビューポイントです。ここでパンだけの食事を終え鶴峠へ向けて降って行く。



 三頭山山頂




 
三頭山から富士山



 途中、神楽入ノ峰(1447m)付近の岩場からは、大菩薩の山々が西の位置にクッキリと眺められた。その先の小焼山(1322m)は、登山道から外れており、ヤブッぽい尾根を強引に登ってピークで証拠の写真だけ撮る。



 
神楽入ノ峰付近から大菩薩の山々



 鶴峠が近づくにつれ、道はよく整備されて歩き易くなってくる。この道は以前妻と二人歩いた経験があるので安心して降って行く。・・・・とそこに油断があったのか、道に迷ってしまったのです。道が尾根筋から左に下り始めたので「おかしいなあ。地図ではズーッと尾根伝いなのに?」この道は西原集落へ直接降る道ではないか。と安易に判断し、尾根の所まで戻って今度は右手の尾根を降って行く。落葉で埋められ何処が道とも判別できぬ尾根を降って行くと地図に記載の無い林道にぶつかった。そのクネクネ曲った林道を下ると突然林道が途切れてしまった。左手を見ると明らかに此処より高い。鶴峠への道でないのを確信、登り返すのも面倒なので、森林帯をトラーバス気味に横切って行くと上野原市から鶴峠を越えて小菅村に繋がる車道に出た。鶴峠から数百m北側の場所だった。
 やはり左に降った最初の道が正解だったのだ。迷った時にコンパスで方向を確認していたら、こんなミスは無かったのにと猛反省、モチベーションも低下してこのまま車道を降ろうかと思ったが、奈良倉山だけでも登らねばと鶴峠への車道を登り返す。




 
奈良倉山への登りから振り返る三頭山



 峠からは遊歩道のように良く整備された道が奈良倉山へ続いている。しかし気力が萎えたせいか脚が重い。振り返ると先程登った三頭山の山容が大きい。峠から1時間ほど着いた奈良倉山(1349m)は、展望の無い樹林の平坦なピークだった。お湯を沸かしてノンビリしたいところだが、もうPM2時を過ぎている。秋の日暮れはつるべ落としで早いから、暗くならぬうちに下山しようと早々に山頂を後にする。



 
奈良倉山山頂



 緩やかな降りを20分余歩いて、大月市と奥多摩を結ぶ県道が横たわる松姫峠に着いた。計画では、この先の鶴寝山を越えて小菅村に降るつもりだったが、もうその気力は無く、クネクネ折れ曲がった県道を1時間半ほど掛けて降り、自転車を残置している小菅ノ湯に戻った。



 
松姫峠への下山道




 
松姫峠の奈良倉山入口ゲート



 悪い事は重なるもので、いざ自転車に乗ろうとしたら後輪タイヤの空気が減って半ペチャンコ状態、下り坂は何とかなるものの登りになった途端全然進んでくれない。日は暮れるしトホホ状態で、やっとこさ車を停めている深山橋に戻ってきた。こんな結末なものだから充実感等ほとんど湧かず、ただ疲れだけが残った今日の登山だった。

コメント
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