Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

三重・奈良県境、高見山

2012年11月27日 | 山歩き

12月27日(火)   高見山   天気=曇り時々雪


08:40舟戸登山口→ 09:40高見峠→ 10:18~28高見山→ 10:53~11:01高見峠→ 11:30舟戸登山口


 今日の日本列島は、強力な冬型の気圧配置に覆われ、高見山目指して国道を走る私の車が揺さぶられるほど強い風が吹いている。(この日北海道では送電鉄塔が吹き倒されて大規模停電事故が発生していた。)国道から細い車道を経由して松阪市西側最奥の舟戸集落に着いた。此処が高見山の登山口になります。



 
舟戸登山口



 見上げる高見山の稜線は黒雲に覆われて我々を拒むかのように威圧的な眺めだ。舟戸登山口から奈良と三重の県境である高見峠までの道は、江戸時代紀州の殿様が参勤交代で往来した街道なので、緩やかで大変歩き易く続いている。又所々往時を忍ぶ旧跡等もあり興味深い道だ。
 約1時間で街道の最高点、高見峠に着いた。この峠まで車道が通じているが、去年の台風被害の為、峠の両側とも通行止めとなっている。通行可能ならば此処まで車で来て登れば、山頂まで簡単に登れてしまう。それでは登山としてはあまりにアッケないから個人的にはこのまま廃道化してくれた方が自然保護の為にも良いのではなかろうかと思う。




 
高見峠




 
峠上部から見る山頂部



 小さな鉄製の鳥居を潜って、いよいよ高見山へ向け急登が始まる。峠から見上げる山頂部は霧氷で白い帽子を被っているようだ。吹き抜ける風は冷たく、ストックを持つ手先がジンジン痺れてくる。ジグザグの急登を頑張ること40分、祠のある狭い高見山(1248m)に着いた。



 
高見山山頂




 
山頂の霧氷



 雪雲が上空を覆っているが、山頂一帯は白い霧氷の花が咲き、周囲の山々や麓の街並みや集落等が眺められ中々素晴らしい展望です。しかしあまりにも寒いので休憩する気にもならず、写真を撮り終えると山頂を後にする。



 
峠にある本居宣長の歌碑



 急坂を降って高見峠にある小さな避難小屋でランチタイムとする。この峠には、此処を何度も行き来したと言われる江戸時代の国学者「本居宣長」の詠んだ歌碑が建立されている。又西側の奈良県方面の眺めが素晴らしい。
 休憩を終えると舟戸集落へと下山する。峠から約30分で舟戸登山口に戻ってきた。昨日の三峰山も今日の高見山も誰にも会わない静かな山行だった。
 明日は三重県名張市近郊の倶留尊山を登る予定なので、その近くにある国道165号沿いの道の駅「宇陀室生」を目指し慣れない大和路をひた走った。到着して道の駅レストランで夕食を食べようとしたらPM6時前にクローズしてしまい、仕方なく近くのローソンでオデン等を買って夕食とした。このオデンが予想外に美味く、「コンビニ侮るべからず。」と感心した。今宵は此処で車中泊、冷え込みがきつくてけっこう寒かった。

コメント
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