4月23日(木)
私が現在使用している夏用の登山靴は3年前に札幌のモンベルで購入したものだ。その頃、北海道の3百名山巡りをしていたのだが、登山中に履いていた登山靴の底がパカッと割れ、ワニの口みたいになってしまった。
これでは登山を継続できないので、急遽札幌市のモンベルに駆け込んだ。登山靴コーナーにバーゲンセール中の靴があったので少しでも安い方がいいとそれを購入した。
下記写真左側の靴がそれで、靴ひもが無く、細いワイヤーをダイヤルで締めるという変わったタイプ、ダイヤルを廻すだけで靴が締まり、イチイチ靴紐を締めたり緩めたりする手間が入らず着脱が凄く容易である。モンベルとしては画期的なアイデア商品だったのだろうが、ユーザーには不人気だったようでバーゲン品として売られていたのだと思う。
この靴実際に使用してみたら幾つか欠点もあった。履いているうちに少しづつだが緩んでくるのだ。それからこれはサイズの問題だと思うが12本歯アイゼンが装着できない。そして、もしワイヤーが切れた時、取替えが非常に困難である。
それでも実用性に然したる問題はなかったので無雪期の山でズーッと愛用していた。しかし最近、靴前部分の黒い樹脂部と茶色の皮部を接合する縫い目が剥がれ始めてきた。(写真でも確認できる。)
このままでは靴が壊れるのは時間の問題、たった3年しか持たなかったのは欠陥品だったのか、それとも使用頻度が激し過ぎたのか、あるいは手入れが悪かったのか判然としない。
妻も「これじゃ駄目よ。」と言ってくれたので、苦しい財政事情の中この度おニューの靴を好日山荘のお店で購入しました。それが写真右側の靴です。勿論旧年度版のバーゲン品、お値段は想像に任せます。今度はオーソドックスな靴ひもタイプ、12本歯アイゼンも装着できるから、ライトな雪山登山にも使用できるのだ。さあこの靴何年もってくれるであろうか。