Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

尾瀬ヶ原~尾瀬沼ハイキング(2)

2015年10月19日 | 山歩き

見晴(弥四郎小屋)から大清水まで  

10月17日(土)      天気=曇り一時雨後晴れ

06:44弥四郎小屋(見晴)→ 07:47白砂峠→ 08:05~26沼尻→ 09:05~10:13長蔵小屋→ 10:28~31三平下→ 10:48三平峠→ 11:33~45一ノ瀬休憩所→ 12:22大清水バス停

 

 昨夜の雨音を気にしていたが、薄日も差す意外と良い天気の朝を迎えた。景鶴山や至仏山の山腹に朝日が当って陰陽のグラデーションを描いている。朝6時からの朝食を終え、7時前に弥四郎小屋を出発する。見晴から尾瀬沼までは標高差200m程の緩い登りが続く。途中左折して燧ヶ岳へ登る見晴新道は、土石流の為通行止めになっていた。

 景鶴山(左)と与作岳(右)

 遠く至仏山

 朝日が当たる景鶴山

 通行止めとなった見晴新道入口

 沼尻川に沿って続く道はマアマアの紅葉で瀬音を聞きながらノンビリ歩き、約1時間で白砂峠に着いた。峠を少し降ると樹林囲まれた白砂田代の湿原に出る。そこを過ぎると沼尻の休憩所まで僅かで、眼前に尾瀬沼が拡がった。休憩所の建物は先月火事で焼失したとかで、今は焼け焦げた跡だけが残っていた。

 白砂田代湿原

 沼尻から尾瀬沼

 沼尻から燧ヶ岳

 ここからは尾瀬沼の北岸沿いに進む。殆どアップダウンの無い木道だから実に快適な道だ。入り江には数多くの岩魚が泳いでいる。

燧ヶ岳へ登る長英新道を過ぎるとすぐに大江湿原に着き、林に囲まれた長蔵小屋が望まれた。

 尾瀬沼北岸

 大江湿原から長蔵小屋

 尾瀬を象徴する長蔵小屋は赴きのある建物だ。ここにはビジターセンターも在り、休憩していたらガイドの人が今から尾瀬を紹介する30分程の見学ツアーをやると言う。面倒くさいから私は行かなかったがけれど妻がツアーに参加した。見学ツアーを終えて戻った妻の言うには、尾瀬に纏わるいろいろな面白い話が聞けたそうだ。

 尾瀬沼にウッスラ虹が架かる。

 長蔵小屋周辺の見学ツアー

 長蔵小屋に着いた頃から雨がポツポツと降り始めた。雨衣を着て傘をさして出発する。湖岸の三平下から僅かな登りで三平峠(1760m)に着く。今回の山歩きでここが最高地点だ。

 三平峠

 ここから一ノ瀬の休憩所に向けて標高差340mのけっこう長い降りが続く。標高が下がるにつれ、紅葉がだんだん鮮やかになる。今の時期、紅葉の盛りは尾瀬より標高の低い地域に移っているようだ。土曜日とあって雨の中を次々と登って来る人が絶えない。

 一ノ瀬へ降る道の紅葉

 同じく紅葉

 一ノ瀬休憩所に着いた途端雨が本降りになってきた。ここから大清水のバス停まで林道歩きになる。しばらく歩いていると雨が止み、一気に晴れモードに変わって差してる雨傘が日傘に役目を換えた。一ノ瀬から約40分程歩いて大清水のバス停に到着、バスの時刻表を確認すると30分後の出発でちょうど良いタイミングだった。

 一ノ瀬休憩所

 大清水へ降る道沿いの紅葉

 大清水バス停

 

 バスで車を駐車している戸倉の第一駐車場まで戻ると、橋を挟んで向かいにある日帰り温泉「尾瀬ぷらり館」へ立寄り入浴をする。料金500円、トロミのあるお湯で中々感じの良い温泉だった。お勧めです。

 若い頃は尾瀬何て山じゃ無いとあまり足を向けなかったが、今回歩いて改めて尾瀬の良さを実感した。これも齢老いた故の感じ方なのかなとも思わないでない。次回は花咲く頃にでもテント担いで訪れてみようかな。

 

 

コメント
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