2月1日(月)
テレビのスポーツ観戦ではマラソンや駅伝等の長距離走が一番楽しみなのだが、最近強い日本人選手がいないから観ていてもガッカリする試合が多かった。
昨日の大阪国際女子マラソンもあまり期待しないで観ていたが、結果は福士佳代子選手の快勝で、久々にスカッとする試合内容だった。ゴール間近の場面では解説の増田明美さんも感激のあまり涙していたけれど、私も思わず貰い泣きしそうで目玉がウルッとした。
福士佳代子選手は日本女子長距離界の中ではダントツの第一人者だけど、何故かマラソンだけは良い成績が残せていない。終盤に失速というパターンが多く、スタミナに問題があってマラソン向きではないのかなと思わせる面もあった。
私も今までフルマラソンに7回程出場したが、いつも30キロの壁が立ちはだかった。30キロまでは順調なペースで走れるのだが、そこを過ぎるとスタミナ切れを起し失速してしまう。その後ゴールまでの各1キロが長~いこと、長~いこと。ヨタヨタ走りながらこんな苦しい事もう二度とやるもんかとその度思ったものだ。
しかし昨日の彼女は明らかに違った。最初から最後まで力強いフォームを崩さず、圧巻のレース内容で勝利した。記録も素晴らしく、マラソンの極意を掴んだのではと思わせる強さだった。これでリオ五輪の女子マラソンが楽しみになってきたゾ。