Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№34、森吉山(2百名山)

2018年03月08日 | 三百名山回顧

 平成8年8月17日(土)    

 

阿仁スキー場 → 石森分岐 → 森吉山 → 石森分岐 →阿仁ゴンドラ山頂駅

 

 この年の夏は妻と二人で八幡平、乳頭山、岩手山と東北の山を巡って最後に森吉山へ向かった。秋田の大館市辺りから南の方角に見える、ゆったりとした三角形の山が森吉山だ。

 岩手山登山を終え、国道105号沿いに車を走らせ比立内駅付近で見つけた松橋旅館に空室があったので泊る事にした。この旅館古びた和風の建物だったが、玄関から中に入って大きな熊の毛皮が飾られているのを見てビックリした。

 宿の人の話では、旅館のご主人は阿仁マタギの頭をやっていて、この辺りでは名を知られた有名人であるそうだ。室内には狩猟道具や動物の剥製などが飾られていた。地元の食材を生かした郷土料理も大変美味しくて、感じの良い宿であった。

 先日岩手山で足を捻挫した妻が、「まだ痛む。」と言うので、妻を宿に残し私一人で森吉山を登る事にした。阿仁スキー場からリフト沿いに登り緩やかな尾根を辿って、こめつが山荘からのコースが合流する石森分岐着く。

 ここを右に曲って緩やかなアップダウンを進んで行くと、阿仁避難小屋の大きな建物があった。小屋から山頂までは緩やかな登りが続き、やがて大きな山頂標識が立つ森吉山(1454m)に着いた。

 森吉山山頂

 山頂の石像

 山頂は白い霧に覆われて何の展望も無い。宿に残した妻の事が気懸りだった私は、記念の写真を撮っただけで早々に山頂を後にした。来た道を降り阿仁スキー場へ下山したのだが、その時ゴンドラに乗ったのか歩いて降ったのか記憶は定かで無い。

 天気が悪くて展望も無く、急ぎ足で歩いたせいか森吉山登山の印象は薄い。下山後宿に残った妻と合流し、帰宅の途についたのだが、この日の東北道上りはお盆帰りの大渋滞で、車は遅々として進まず我が家へ戻り着いたのは翌日になってしまった。登山よりこの大渋滞遭遇の方が、強烈な辛い思い出として残っている。

コメント (2)
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