Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山梨県、倉見山登山

2018年06月18日 | 山歩き

6月17日(日)     天気=曇り時々晴れ

07:39西桂町営グランド駐車場→ 07:59厄神社→ 09:26~10:00倉見山→ 10:13相定ヶ峰分岐→ 10:55~58堂尾山公園分岐→ 11:30~37クマガイソウ群落地→ 11:43西桂町営グランド駐車場

 

 6月に入って何処の山へも行っていないので、梅雨の合間を縫って富士吉田市近郊の倉見山へ出掛けた。早朝に我家を出発、予報は悪く無かったのに中央自動車道沿いの山々は灰色の雲に覆われスッキリしない天気だ。

 7時半頃、西桂町の町営グランド駐車場に車を停め、ここから歩き始める。高速道路の側道を東へ10分程進むと、「厄神社、倉見山登山道→」と書かれた標識があり、標識に従い高速道路の下を潜ると赤い鳥居の厄神社があった。

 側道の倉見山登山道標識

 厄神社の赤い鳥居

 神社横の沢沿いに続く林道をクネクネ登って行くと、鋼鉄製の堰堤がある所で林道が尽き登山道に変った。樹林帯の急な沢を登って行くが、今にも雨が降りそうな天気で何となく気分が弾まない。

 倉見山へ向かう林道

 鋼鉄の堰堤

 植林帯の登山道

 沢沿いの急登

 やがて沢沿いの急登から左へ曲って山腹を巻く道に変った。緩やかに登って行くと標識が有り、ここから尾根道となった。地図上の「さすの平」と記された地点で、天気が良ければ展望が望めそうだが、今は霧に包まれている。

 さすの平

 尾根道は程良い傾斜で歩き易い。しかし山麓の高速道路から車の騒音が途絶える事無く響き渡り、それが何となく鬱陶しい。樹林帯のジグザグ道を幾度も切換えしながら登って行くと、稜線に達し、右へ曲がって僅かばかり進むと倉見山(1256m)の山頂だった。

 倉見山山頂

 我々が山頂に達した頃に稜線を覆う雲が途切れ始め、雪を被った富士山が雲の合間から姿を現した。何というグッドタイミング、「日頃の行いが良いせいね。」と妻が笑顔で言った。

 倉見山山頂から富士山

 此処で富士山を眺めながら30分程休憩する。山頂の案内板には「倉見山は富士八景の一つ」と書かれていたが、実際には倉見山から一つ先にあるピークの方が富士山の眺めは良かった。

 倉見山の一つ先のピークから富士山

 倉見山から小さなアップダウンを幾度か繰り返し、地図上の相定ヶ峰に着く。此処で道は分岐し直進すると杓子山方面の道、我々は右に曲って堂尾山公園に向かう尾根を降って行く。

 相定ケ峰の分岐

 富士山へ目指して行くような尾根道は緩やかで実に快適で心地よい。歩くにつれ樹林越しに見える富士山が、だんだん大きくなってくるようだ。ただ絶え間ない高速道路の騒音だけが、少しばかり気分を阻害する。

 堂尾山公園へ向かう尾根道

 樹間越しに富士山

 富士山と富士吉田市街地

 相定ヶ峰から約40分で、登山道が交差する同尾山公園に着いた。公園とは言っても朽ちかけた東屋が在るだけで公園らしい設備は無い。ここから右へ曲って緩やかに樹林帯を降って行く。小さな涸れ沢を二つ越え、僅かなせせらぎがある沢を越えるとコンクリート会社の資材置き場に降立ち、その横を中央自動車道が走っている。

 堂尾山公園の分岐

 小さなセセラギの沢

 コンクリート会社の資材置き場

 高速道路沿いに進むと、「クマガイソウ群落地」と記された標識が在ったので、右へ曲って群落地へと足を向ける。樹林の中にあるクマガイソウの群落地は、周囲を鍵が掛かった金網で覆われ中に入る事はできない。開花時期は5月なので、その時期だけ一般に公開されるようだ。

 クマガイソウ群落地の標識

 クマガイソウ群落地

 再び分岐へ戻り進んで行くと町営グランドが前方に見え、車を停めている駐車場へ戻ってきた。朝方時は曇天で暗い雰囲気だったグランドも、今は燦々と陽を浴びて明るい初夏の装いだ。

 町営グランドから倉見山

 町営グランドの駐車場

 車に乗ると都留市の郊外に在る日帰り温泉「芭蕉月待ちの湯」で山の汗を流す。料金は大人710円(JAF割引640円)で、広々とした浴槽と露天風呂があり気持ちの良い温泉だった。

 帰りの中央道はどうせ大渋滞だと推測し、時間も早いので温泉を出ると奥多摩湖を経由する一般道で帰宅の途についた。こちらの道は殆ど渋滞する事も無く、夕方5時半頃に我が家へ戻る事ができた。梅雨の晴れ間を狙ったハイキングだったが、思惑通り残雪の富士を眺めながらの山歩きを楽しむ事ができた。

コメント
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