6月4日(月)
又憂鬱な日がやってきた。それは年に一度、都内の病院で受ける胃&大腸の内視鏡検査の日です。健康の為に良かれと思い毎年受けているのだが、けっこう辛くて毎度慣れる事は無い。どのように辛いか具体的に言うと。
その1、
大腸検査前に腸内を綺麗にする為、下剤液を2ℓ以上も飲まねばならない。これが何とも言えぬ不味い味で、最初のうちこそ何とか飲めるものの、だんだん罰ゲームを受けてるみたいな気分になってくる。
「この味何とかならないか。」と飲まされる度にいつも思う。例えばノンアルコールでいいからビール味、ツマミはポテトチップスに枝豆がいいかな。(アッ喰っちゃったら検査を受けられない。)ンじゃあ、コーラ味、ソーダ―味、麦茶や紅茶味でも悪く無い。とに角もう少しマシな味にして欲しいものだ。
その2
腸内を綺麗にしたら、いよいよ肛門から大腸ファイバーをユルユルと大腸の最深部まで差し込まれる。性格と同じく大腸も人それぞれ随分異なるようで、私の場合は根性と同様大腸もネジ曲がっており、いつもファイバーがスンナリとは進まない。
検査する医師も苦労しているが、される私もお腹が痛くて苦しい。これはもう罰ゲームを越えて拷問に近く、今年の検査もホトホト辛かった。医療技術の進歩した現代、アナログ的な医師の職人技ではなく、IC技術を駆使した自動操縦でしなやかに苦痛なく挿入できぬものかと検査される度にいつも思う。
その3
大腸検査が終わると、次は胃カメラの検査を受ける。これは口から内視鏡が喉奥を通過する時に、思わずゲッと吐きそうになるのが辛い。でもこの瞬間を過ぎれば後は大した事無いので、正直なところ大腸検査より遥かに楽だ。(鼻からの内視鏡はもっと楽だと言うけれど、私は受けた事が無い。)
かように辛い胃&大腸の内視鏡検査だけれど、これを受ける事によって私の身体の栄養補給部門と廃棄物処理部門の安心安全が確認できるので、辛いけれど病院から断られない限り検査を止めようとは思わない。
でも本音を言うと最近物忘れや人の名前を忘れる事が甚だ多く、首から上の私の身体の指揮系統部門が一番気懸りだ。最近近所に脳外科クリニックができたので検査も可能だが、受けてみて「実は貴方の脳には認知症の兆候が・・・」と言われるのが怖くて、とてもじゃないが行く勇気が湧いてこない。